2014年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 236】 by 岡村恭子
VOL.236 新緑の季節、春野菜の季節。
torsdag den. 24 april 2014
庭の木々が盛んに光合成をしながら新緑の衣をまとい始めています。
一瞬、一瞬、葉っぱが大きくなって行く…まるで高速度フィルムを見て
いるような勢いで新緑色に変身の最中です。庭でプッチン、パッチン…という
音を立てているのは?…そう、松ぼっくりの弾ける音です。
例の “ 半分になってしまった “ 我が家の桜も、この所の暖かい陽気で一気に
満開となりました。健気に咲く花を見上げながら、半分になってしまった…と
一抹の寂しさは否めませんが、今まで毎年春には美しい花を、夏には真っ赤な
さくらんぼを実らせて私達を楽しませてくれたのです。「毎年花を咲かせるのも
これで案外大変なんだよ。」と老木が呟いているような気がして、
「これからは無理しないでいいからね。」と心の中で呟きました。
さて、草木が芽吹くと同時に春野菜の美味しい季節到来です。
これからのシーズンはスーパーよりも近所の八百屋さんや週末の青空市場に
足が向きます。色とりどりの春野菜は元気の源=ビタミンの宝庫。中でも
アスパラガスはまさに今が旬の春野菜の代表格です。
新鮮な野菜はなるべくシンプルに素材の味を生かすのが一番!
例えばアスパラガスだったらサッと茹で上げ、マヨネーズをちょっとつけて、
頭の方から「カプッ」と齧ってしまう。それが最高の食べ方と心得ます。
新ジャガも並び始めました。今頃店頭に並ぶのは国内産に先駆けて、暖かい
地中海はマヨルカ島産です。柔らかい皮をまとった小粒のジャガ芋は、
皮も剥かずに丸ごと茹でて粗塩をパパッと振りかけアウン!と頬張る。
もしくは熱したフライパンにオリーブオイルを敷き、茹で上がったばかりのを
ゴロゴロと転がして、そこに粗塩ひと振り、パセリをパラパラ…これだけで実に
美味しい一品の完成です。カラリと晴れた昼下がり、冷えたビールと一緒に
頬張れば言うことなし!です。もう一つ、初夏にほんの一瞬だけ八百屋さんに
並ぶ新キャベツも楽しみです。いつもは分厚い葉がどっしりと持ち重みのする
キャベツが、束の間、柔らかい葉をふうわりとまとった姿で登場します。
店の隅に置かれているのを見かけたら2、3個まとめ買いをします。
そうして、今が旬!とばかりに毎日キャベツの千切りが食卓に登場するのです。
うう?ん美味しい!しゃきしゃきキャベツ。まだかな?もうすぐかな?…と、
八百屋さんの店先が気になる今日この頃です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
市場はカラフルな野菜が山積み!
私はグリーンアスパラガスとマッシュルームを購入。
今年の我が家の桜です。小規模になってしまったけれど、やっぱりきれい!
庭の椅子にオイルを塗ってメンテナンス。
花壇はチューリップやムスカリなどで賑わっています。