2014年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 263】 by 岡村恭子
VOL.263 メール解決、会えて嬉しい秋のしゃべりタイム
torsdag den. 30 october 2014
冬時間になりました。時計の針を一時間戻します。
これが噂の?魔法の一時間です。お陰で前回、暗いとぼやいていた朝7時が
少し明るくなりました。一時間朝寝坊した感じです。その代わり夕方5時には
真っ暗だし、夏時間のままの体内時計はもう6時になっているのでお腹は
空いてしまう…冬時間に体が慣れるまでしばらくの間、キツネにつままれたような
不思議な気分です。
さて、毎週金曜日更新のこのページ、作成に当たっては毎回原稿と写真を
ステッチハウスのオーナー延江さんにメールで送信しています。その他にも
家族や友人との各種連絡など今や日常不可欠となった感の有る便利なツール、
E-メールを活用するのが日常化するにつれ、電話でお互いの声を聞いて確かめる
という事が極端に少なくなったような気がします。わざわざ電話しするのが
大げさな気がしたり、時には相手を煩わせせるのでは?という遠慮も手伝って、
何でもメールで済ませてしまう。そうしている内に水道や電気と同様、メールの
送受信は出来て当たり前…と思い込み始めた時に災難はやって来る、という
教訓じみたハプニングがありました。
つい先日の事です。突然『迷惑メール欄』にまとめて数十通ものメールが一気に
入ってきたのです。どれも迷惑なんかじゃない!それどころか大切なメールも
含まれています。同一人物からのメールで受信トレイにきているのも有る所をみると、
どうもコンピューターがアットランダムに適当に抜粋した感じです。
その中に延江さんからの「お茶しましょう!」という魅力的な内容のも
混ざっているでは有りませんか!「はい、そうしましょう!」と返信したいけれど、
もう日付が過ぎてしまっています。ガッカリしつつ、こんなことが有りなら
こちらからのメールが先方の迷惑メールに処理させれてしまっていることだって
大いに有り得る事だと思い至りました。急にメールに対する信頼が崩れて不安が
募ります。かといって、手紙でやり取りではこのページの連載だって不可能です。
今回は娘の手を煩わせて何とかトラブルは解消したものの、
根本的な原因は不明のまま、これからも頭の中に疑問符を点滅させながら、
メールを利用して行くしか方法は無さそうです。
一騒動の後、延江さんからのメールも無事に届くようになって一安心、
改めてステッチハウスのお二人と久しぶりにランチタイムのひと時をご一緒する
ことになりました。秋の深まるコペンハーゲンの空の下、おしゃべりが弾みます。
メールの騒動や家のメンテナンス騒動、おまけに不思議な来客の珍騒動、と
私からはお騒がせの話題が盛りだくさんの中、9月に開催した東京でのイベントの
様子を話してくれる延江さんの楽しそうな事!早くも来春4月のスケジュールも
決定したという彼女の嬉しそうな笑顔が最高でした。
北欧刺繍ファン、ステッチハウスファンの輪がますます大きく広がる予感がしています。
ファッションの世界でも刺繍をはじめとした手芸で一手間かけたものが流行の
兆しとか。北欧刺繍の世界がファッションと結びつくのも夢ではないな、と思う
今日この頃です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
コペンハーゲン随一のマルシェ。
Tove Hallenの入り口にあるカフェ: Un Mercato。
ランチプレート。ホカホカのサンドイッチに山盛りフライドポテトとお米のコロッケ。
アランチーノでお腹いっぱい!
ガラス張りの明るい店内。
ラフなマテリアルを生かしたインテリアがお洒落です。