2014年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 264】 by 岡村恭子
VOL.264 秋の夜長のイタリアン
torsdag den. 6 nobember 2014
冬時間になって早10日、日ごとに暗さが増して来ました。
スーパーマーケットに行けば、先週まで店先に転がっていたハロウィンの
カボチャ達は姿を消して、代わりにクリスマス用品やお菓子が山積みです。
小さな子供がいるわけでもないのに思わず可愛らしい絵のついたアドベンツ
カレンダーを手に取ってみたり、クリスマス用のオーナメントをアレコレ選んだり…
少し気が早いようですが、こうして少しずつクリスマス気分を小出しにしながら
毎日の楽しみを見いだすのも今頃ならではの北欧暮らしなのです。
気づけば庭の木々もすっかり葉を落として落ち葉掃きは大方終了、
やり残しは有るものの、そろそろ秋の庭仕事も終盤を迎えます。
今年は気温が高めのまま越冬になる気配に、植物の生育に異変が出ているとか、
害虫も増えるらしいとか…。心配なこともあるけれど、どうなりますか?
来春も植物達が元気に芽吹いてくれることを願っています。
そんなこんなの季節の中で、秋の深まりとともに増すのが食欲です。
今頃が旬の松茸ご飯、秋刀魚の塩焼き、秋茄の田楽などなど、山海の幸に恵まれた
日本の食卓を思い描いては思わず溜め息が漏れてしまいますが、
無い物ねだりをしていても仕方が無い。
本日は気分を明るく切り替えてイタリアンにしましょう。イタリアンママ風の
スパゲッティーミラネーゼ。 (私はいつも“ とんかつ スパ “ と言っている)
とんカツを揚げたりソースを作ったり…時間のある時に好きな音楽を聞きながら
楽しくお料理したい時の、言うなれば “ 恭子のゴキゲンメニュー “ です。
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●材料 :
超薄切り豚ロース(2〜3㎜)は筋きりして軽く叩き塩こしょうし、
あらかじめ豚カツに揚げておく。(一人分=2〜3枚程度)
ソース4人前 : トマトホール缶400g×2、オリーブオイル適宜、
ニンニク、玉ねぎみじん切り、白ワイン大さじ2、
ウースターソース少々、ブイヨン×2、 塩、オレガノ、バジル
トッピング : ナチュラルチーズの下ろしたもの(ピザ用でも可)
●作り方
1 小鍋にオリーブオイル。温まったら玉ねぎ、にんにくのみじん切りを入れて
中火で焦げない様に3分程炒める、白ワインを加え撹拌、更にトマト缶を加える。
ブイヨン他調味料を加え好みの味に整え5分程したら火から下す。
別の小鍋に漉し網で漉してトマトソースにする。この時に木しゃもじなどで
押し付けるようにギューギューという感じで充分漉す。
2 あらかじめ揚げておいた豚カツをフライパンに平らに並べ、その上に
ソースをかける、この時、肉がほぼ隠れるくらいたっぷり目の方が良い。
チーズを乗せ、中火よりやや弱火でフタをして約10分。
3 茹で上がったスパゲッティーの上に乗せて出来上がりです。
自家製トマトソースと超薄切りのロースカツがポイントです。
みなさまもゴキゲンな気分の時にお試し下さい。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
オイルサーディン、PESTO 、ドライトマトはイタリアンの助っ人アイテム。
常備しておくと便利です。
例えば…PESTOに絡めたパスタ、オイル漬けのドライトマトを添えれば、
生ハムの簡単プレート完成です。
スパゲッティー ミラネーゼ。
カツの衣がトマトソースととろけたチーズに絡まって食欲をそそります。