torsdag den. 11 december 2014


チョコレート、マジパン、エーブルスキーバー、焼きアーモンドに
クリスマスまで甘い甘いお菓子のオンパレードの中、
只今デンマークはちょっとしたスィーツブームです。
ここ数年、コペンハーゲンは有名パティシエの経営するコンデットリや
ベーカリーが相次いでオープン、マカロンやマフィン専門店も現れて
スィーツファンは大喜びです。

テレビ番組にも遅まきながら素人のケーキ作りコンテストが登場。
この手の番組はスタジオで収録するのが普通だと思うのですが、
さすがデンマーク、湖のほとりの森の中、芝生に囲まれたお屋敷に合宿、
広大な芝生の敷地内に特設された調理場で毎回お菓子作りに挑戦するのです。
調理場をセットするのも大変でしょうに、そんなことは意に介さず？
美しいロケーションの中で繰り広げられるお菓子作りの競争は、目にも
楽しく、普段テレビにそっぽを向いている私が最終回まで見てしまいました。
毎回工夫を凝らしたお菓子が登場するけれど、正直なところ、みんな不器用！
製作途中で壊れてしまったり、時間に間に合わなかったり、その度にお互いに
慰め合ったり…出演者の中に『ケーキ作りの鉄人』はいないようです。
ところが、その出場者達が回を追う毎にきれいになりファッショナブルに
なってゆくのです。最終審査に残った３人に至ってはファッションや美容の
ビフォー&アフター番組と見まがう程テレビ映えしていました。
このシリーズ、私には番組プロセスそのものがデンマークのライフスタイル紹介
とも受け取れ微笑ましくも有り、感心する点もたくさんありました。

話は長くなったけれど、その人気番組の審査員が今デンマークで人気の
パティシエ　メッテ　ブロムスタベアさんだったのです。
私は時々彼女のレシピでお菓子を焼きます。彼女の良い所はおおらかな気分が
漂うところです。あなたでも作れると背中を押してくれる。
一番の道具は自分の手！と言う彼女が粉を混ぜている時など素早く、力強く、
実に良く動く手なのです。これぞケーキ職人さんです。
コペンハーゲンに出来た彼女のお店のクッキーはざっくりと、しっかりした
味わいの素朴な焼き菓子で。彼女の性格が現れているようです。

さて、今夜は何を焼こうかな？クリスマスが過ぎる迄ダイエットはお預けです。



岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





フランスのリンゴケーキ　タルトタタンです。
作り方はhttp://copensmile.exblog.jp/21803114/



マジパンをチョコレートで包んだコンフェクト、これもクリスマスの定番です。



余った材料で楽しいデザート完成です。



メッテ　ブロムスタベアのお店もクリスマスの装いに。



暖炉を焚いてキャンドルを灯して過ごします。