2014年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 270】 by 岡村恭子
VOL.270 ☆ Glædelig Jul ☆
再確認と呪文を唱えて年の暮れ
torsdag den. 18 december 2014
年末の日本でひと時を過ごし昨日帰宅、文字通りホット一息ついたところです。
今年最後のページとなった今回は常日頃思い込みは禁物と言われているのにも
関わらず、またか…と家族に呆れ返られてしまった2014年最後の(…と願う)
エピソードです。年忘れのお笑い代わりにお読み下さい。
日本に行く時には毎回同じ飛行機を利用しているので、フライトナンバーも
出発時間も完璧に暗記している(と思い込んでいた)出発当日の事。
時計を見るとまだまだ余裕たっぷりです。長期留守を前に掃除でもしておこうか、
とのんびり構えている私を見かけた娘の「そのような暇があるなら念のため
出発便のチェックをしたらどうか?」という言葉に、それもそうだとフライト
インフォメーションを調べると…アラッ?!見当たらない。
私の乗るべき飛行機 ” SK983 Tokyo/Narita 15:45 発 “ という見慣れた文字が
見当たらないのです。そんなバカな!と目を皿にして時刻表をよーく見ると
SK981 Tokyo/Narita 13:00 発というのを発見、ここに至り改めてチケットを
確認して愕然としたのでした。何とそこにもSK981と書かれているではありませんか。
末尾が “ 3 “ ではなく “ 1 “ だという微妙な違いはさておき、重大なのは
思っていたのより3時間近く早い出発だと判明した、その時点で時計の針は既に
12:55を差していたということでした。出発まで残り5分しか無い!
もうどうしたって間に合いっこ無い!万事休す…が、しかし、神様は私を見捨ては
しませんでした。なんと幸いな事に1時間出発が遅れるというサインです。
まだ何とか間に合う!掃除の道具を放り出してバタバタ…、家人がガレージに走ります。慌てる私に娘がパスポートなど必要所持品の確認点呼、靴のひもを結びつつ、
ハイ、ハイ、という返事も上の空。とにかく間に合うようにと願い空港に
向かったのでした。どうにかギリギリで間に合い無事機内の人となり、
シートベルトを締めながら、出発が遅れた事を詫びる乗務員の言葉に私は
「遅れてくれてありがとう!」と何度も声に出して言いたい気持ちを押さえるのが
やっとでした。日本に到着後も飛行機が定時に飛び立っていたら私は来られなかった
んだ、と思う度に冷や汗がでました。
とにもかくにも今回の旅もどうにか無事終了。耳の奥では昨日までの街のざわめきが
暖かい温もりとともに聞こえてくるようです。いつだって帰る場所がある幸せを
しみじみと感じながら…。
思い込みは禁物と肝に命じて
「再確認と 呪文を唱えて 年の暮れ」 恭子
さあ、気持ちを切り替えてクリスマスの準備をしましょう。
明日はみんなでプレゼントを探しに出かけます。
今年のクリスマスも美味しく楽しく暖かく過ごしたいと思っています。
みなさまもどうぞ素敵なクリスマスをお過ごし下さいますように。
☆ Glædelig Jul og Godt Nytår 2015 ☆
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
クリスマスツリーがキラキラしています。今からプレゼントの包みを開けるのが楽しみ☆
テーブルにはキャンドルと花が欠かせません。hyggeligなひと時が過ぎて行きます。
ブティックの入り口にもリースが飾られてクリスマスはクライマックスを迎えます。
フラワーアーティスト Tag Anderesenのウィンドウディスプレイ。
その見事さにウットリしてしまう。