2009年7月
TOPICS! ゴブラン織りの特別展 クローンボー城
ハムレットの城として知られるクローンボー城は、世界的にも貴重な
ゴブラン織りのコレクションでも有名です。
最初にクローンボー城へ行った時に、飾られている大きなタペストリー
に驚いたのを覚えています。どうやったら何百年も前にこんな大作が
作れたの?とギモンを感じつつ、触ろうと思えば触れてしまうほど
の間近で見入っていました。
そのゴブラン織りの500年の歴史をテーマにした特別展が8月16日まで
行われています。ゴブラン織りの発祥地フランスで500年前に織られた
貴重なものから16世紀に作られた「王のタペストリー」シリーズ、
そして現代のゴブラン織りアーティストの作品までが一堂に会します。
大きな織機も展示され、作品のデザイン、アウトラインからその仕上がり
までも見ることができるそうです。(T.I)
特別展のタイトル
荘厳さとプロパガンダ ― フレデリックⅡ世が40点もの「王のタペストリー」
を作らせた16世紀。外国(特にスウェーデン)に王の権威を示す役割を
果たしていたそうです。
「王のタペストリー」は40のうちの14点がデンマークに残っています。
クローンボー城全景