2015年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 316】 by 岡村恭子
VOL.316 私の気分はエトランゼ
torsdag den. 19 november 2015
少し早めですが、
今年もステッチハウスのお二人と年末のご挨拶、そして
楽しいおしゃべりのひと時を過ごしました。
コペンハーゲンの旧市街地周辺は古い街並がそのまま保存されているので
道が微妙にカーブしています。目的地に向かっているはずが思わぬ方向に
進んでしまい、未だに、アララ?自分は今何処に?というような
『急性方向音痴』になってしまうことがあります。でも、そういう時に
思いがけない “ 不思議発見! “ 的な楽しみもあったりして、
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/1140.html
まだまだ知らない通りや普段見過ごしてしまっている場所が
沢山あるに違いない!…そんな事をつらつらと思いながら、
約束のカフェの有るSkindergadeへ。延江さんの家のご近所です。
彼女は旧市街地の中心に暮らす、さしずめコペンの “ GINZAっ子 “ 、
私も一応コペンハーゲンですが、ちょっとばかり外れてしまう。
距離的にはほんの少しだというのに、ストロイエで買い物をして
バスを降り立った途端、吹く風が冷たい!たちまち体感気温が2℃くらい
下がります。旧市街地では積もってなかった雪が我が家の玄関先には
積雪10センチという事もあるのですから、小さな街と甘く思ったら
大間違いなのです。
約束の日は前日までのどんよりした天気から一転、青空が広がり、
ポカポカと暖かい春のような陽気に。最高のおしゃべり日和となりました。
今年初のクリスマスビールと美味しいランチでお腹いっぱいのところへ、
最近出来たばかりのアメリカンパイのお店でデザートを食べよう!という
延江さんの意見に押されて?美味しいハシゴです。
モザイクタイルの床に木製のテーブルと椅子、壁に架かったパイ型。
素朴でアーリーアメリカンなインテリアがとても新鮮です。
西日が眩しい窓辺の席で気ままなおしゃべりのひと時を過ごして、
身も心も大満足の満腹状態です。帰り道は腹ごなしを兼ねて散策しました。
古古き良き時代を彷彿とさせる石畳、築300年の歴史ある建物に、
創作ジュエリー屋さん、王室御用達の製本屋さんなどが並んでいます。
クラシックなファサード、趣のある看板…アンデルセンの物語に出て来る
ような風景の中、延江さんの道案内に頷きながら、まるで私はエトランゼ、
旅人になったような心持ちになったのでした。
素敵なひと時をありがとう!
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
居心地の良いカフェでおしゃべり。至福の時。
http://www.cafeflottenheimer.dk/
カフェの日だまりで赤ちゃんを大事そうに抱いている若いママ。絵のようです。
デザートのブルーベリーパイ。ボリュームたっぷり!がんばって食べきりました。
レトロな雰囲気が漂うパイ屋さんの前にて。
http://www.theamericanpieco.com/
ギャラリーや創作アクセサリー屋さんなどが並ぶ小径を散策するのも楽しい。
(因にこの通りは延江さんのご近所です。)