2016年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 339】 by 岡村恭子
VOL.339 一足早い夏日和
torsdag den. 26 maj 2016
毎週末毎にアウトドアイベント目白押しのコペンハーゲン、
サンバカーニバルもコペンハーゲンマラソンも無事終了して、
さて今週末は … “ COPENHELL “と街中に横断幕です。
楽しいイベントかな?と思いきやヘビメタフェスティバルだそうで、
ヨーロッパ中から例のブラックなファッション連中が集合して
盛り上がるらしい。私には遠い世界ですが、明るい季節に弾けたい
若者達のために、まあ、それも良いでしょう。
この所カラリとした晴天が続いて、 このチャンスを逃してなるものか!と
誰もが外で過ごしています。庭や公園など手近な場所で日光浴、
子供達が水遊びに興じる声が響き、夕方になると何処からともなく
BBQの香ばしい匂いが漂ってきます。我が家も庭先のテーブルが食卓に
早変わり、この時期ならではのひと時を楽しんでいます。
北欧の夏はお天気次第、一度崩れたらたちまち寒くなってしまう。
だからお天気の良い今の内! と、みんな心得ているのです。
小鳥たちも早朝からさえずって賑やかです。
真っ黒なボディーに黄色いくちばしがポップなブラックバードは日本名で
クロウタドリ、その名の通り澄んだ美しい声で日の出から日没まで
飽きずにおしゃべりしています。お隣の国スウェーデンの国鳥だそうです。
杉の木に架けた巣箱には今年もシジュウカラのヒナが孵り、親鳥がエサ運びに
余念が有りません。エサ運びに夢中で気づかないのか?時折私の直前を
ササーッとかすめて飛んでゆきます。小さな羽根で風を切り超高速です。
夜も更けてようやく小鳥たちの活動も終わった頃、そーっと巣箱の傍まで
行き耳を澄ませました。昼の間賑やかにさえずっていたヒナたちも眠っているの
でしょう。静かな夜気を透かして平和な寝息が漏れ出てくるような気がします。
ふうわりと親鳥の懐に守られて眠るヒナ達の姿が見えるようです。
さて、庭の至る所から次々と顔を出す草花達。正式な名前を知らないものは
勝手にムラサキボンボリとかジャンボ鈴蘭などと命名しているけれど…
「本当はなんて言う名前なの?」なんて、葉っぱに聞いても埒があかない。
そういう時に便利な場所が植物園です。
コペンハーゲンの植物園は都会のオアシス、豊かな緑と草花の香りに包まれています。
庭に有るのと同じ種類の植物のネームプレートをカメラに収めて帰宅しましたが、
ラテン語表記です。これをそのままカタカナ読みして良いのかどうか?
“ デウチア グラシリス “ に “ エピメディウム ピンナツム “ ???
首を傾げている所です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
植物園から
ゆったりと葉を茂らせた大きな木立に囲まれて…ここでは人も水鳥もの~んびり…。
庭に有るのと同じ種類の草花を数種類見つけましたがラテン語表示なのでピンと来ません。
我が家の庭から
サクランボが日増しに大きくなって来ました。
バラの花壇はルピナスが見頃を迎えています。