2017年7月~9月
【きょうのクロスステッチ Vol. 395】 by 岡村恭子
VOL.395 風通しの良い暮らし : 真夏のインテリア考
torsdag den. 6 juli 2017
暑中お見舞い申し上げます。
ポーン ポポーン!パパパーン!
夜空の向こうから聞こえて来るのはチボリで上げる花火の音。
時刻はPM11:30、そろそろ閉園時間です。
楽しかった一日が過ぎて家路につく人々のざわめきまでも
聞こえて来そうな夜、遠い昔の夏祭りの帰り道を思い出します。
私が幼かった頃というのはエアコンなどもちろん無く、
冷蔵庫とは名ばかりの “ 氷で冷やす木箱 “ という時代でした。
→ VOL.251 夏が来ると思い出す。。。
人々はうちわを扇いで風を送り、夕方になれば蚊取り線香を焚いて過ごす。
暑かったはずなのに、思い出の中の夏はカラリとして過ごし易く
どの家もとても風通しが良かったような気がします。
そんな昔話しても始まらないと言わないで、確かに時代は変わりましたが、
身の回りの風通しを良くしたら=整理整頓をしたら、ひょっとして
体感気温が下がるかも知れません。やってみましょう.
…… 作業に取りかかる前に冷蔵庫にグラスを入れて … っと。
部屋をグルリと眺めれば、ちゃんと片付けているつもりなのに、
いつの間にか椅子の上に雑誌が、ソファには脱ぎ捨てたままのカーディガン、
テーブルは書類の山になっていて我ながら呆れてしまう。
手始めにテーブルの上の物を全部片付けてみると、それだけで広々、
早くも通気性が良くなったような気がします。
窓やベランダの出入り口は特に風通し良い雰囲気にしたい場所です。
今まで一年中同じカーテンで間に合わせていた人がいたら、この機会に
思い切って真っ白いコットンやブラインドに替えてみたらどうでしょう?
白いカーテン越しに差し込む外光は南欧のような雰囲気が期待出来そうです。
窓ガラスを拭いただけでもずいぶんスッキリすると思います。
デンマークは窓拭きグッズが充実していて色々有るけれど専用ゴムベラで
横に8の字を描く様に拭いてゆくのが一番簡単で効果的なようです。
愛用のゴムベラで手早く窓拭きが終わったら、プランターを配置し、
仕上げに庭の草花を水に挿して窓辺に置いて本日の片付け終了!です。
すっきり風通しよい空間になった所で、冷蔵庫からグラスを取り出します。
ガラスの表面が忽ち白く曇って見た目も涼しげなグラスに
よく冷えたビールを注げば、のど越しの清涼感ここに極まれり!です。
最後に、もう一つ忘れてはならない暑さ対策、
それは “ くたびれたら無理しない。”
スペイン人になった気分で午後のシエスタをたっぷりとるのも
良い事だと思います。これも、私は得意です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
夏の庭より。プラムの木陰は一等席です。
夏の献立から
ヨーグルトたっぷりのチキンカレーやトマトたっぷりのパスタ、
夏野菜のサラダ.などどれも作るの簡単&美味しい。
簡単なリンゴケーキもこんな風にするとお洒落です。