2018年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 418】 by 岡村恭子
VOL.418 勢ぞろいしたコンテナたち
これで完結? コペンハーゲンの分別ゴミ事情。
torsdag den. 25 januar 2018
毎週1回、このページを更新する度に何を書こうかな?と考えます。
そうして、春の足音に耳をすませるような気持ちで周囲を観察、
冷たい土を押し上げるようにして顔を出した雑草の瑞々しい緑に
明るい季節の兆しを感じて嬉しくなります。
今朝は小鳥のさえずりを聞きました。
もう少し暖かくなったらクリスマスプレゼントでもらった
“ 小鳥の家 “を杉の木に掛けてあげようと思います。
先日のこと、
裏木戸から出ようとしたら真新しいゴミ容器が “コンニチワ?!”
…と言う感じで、こちら向きに置いてありました。
ハハーン、例のヤツね。。。ここ数年コペンハーゲン市が
熱心に取り組んで来た分別ゴミの最終ゴールとも言うべき、
生ゴミ専用のコンテナが配布されたのです。
これで、1: 普通の家庭ゴミ、2: 再生紙、3 : プラスティック&空き缶、
4 : 庭から出る植物専用、と合わせて5台の分別ゴミ容器が並びました。
壮観と言うか、かさばると言うか、とにかくどれも大きい。
夫婦二人暮しの家から出るゴミの量などたかが知れていますが、
何人家族であろうと一世帯に1台です。
やって来たばかりの生ゴミ専用コンテナには専用小袋と緑色の
プラスティック製バスケットが “ おまけ “ のようについていて、
一回ごと小袋を縛ってコンテナに入れるようにと注意書き。
ふ~ん、なるほどねえ。しかし、このバスケット、流しのコーナーに
置くには大きすぎるし床に置くには小さい。仕方がないので使う時だけ
流し近くに置いていますが、ものすごく美観を損なっています。
使わない時には隠すようにしていますがいちいち面倒です。
いつだったかニュースで、コペンハーゲン市が情熱を傾けて建設した
人工スキー場付きの最新ハイテクゴミ処理場をレポートしていました。
焼却場の屋根がスラロームになっていて建物の上を滑降するスキーヤーが
市街地からも遠方に望めるという奇抜なアイデアです。
(計画通りなら今シーズンオープンでしたが、今の所屋上スキーヤーの姿は
見られません。)
この人工雪を作るエネルギーを市内から出るゴミの焼却で賄う予定だったのが、
雪を作るにはどうにもこうにもゴミが足りない。急遽イギリスからゴミを
請け負うことになったとか、焼却料の収入で経済効率もアップと当局は自慢して
いたけれど、その後どうなったのでしょう?
今年から、EU諸国が一丸となってプラスティックのゴミを廃絶する方向に
舵を取り始めました。まずは食料品のプラスティック容器から廃止して行く
ということです。これからも様々な工夫で家庭ゴミが減少して行く傾向に
ある中で、我が家の裏庭を占領している分別ゴミ容器たち、それ自体が
粗大ゴミになる日が来そうな予感も無きにしに有らず…の今日この頃です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
今朝の窓辺。靄がかかって大気が緩んで来ました。
春までもう少しです。早春の花、スノードロップが顔を出し始めました!
裏庭に勢ぞろいしたゴミ用コンテナ。
おままごとのような生ゴミセット?!
この斜面でスキーするって?!うっかりすると落ちそうに見えます。
新築の家です!小鳥が喜んでくれますように。
38回目の結婚記念日でした。
ワォッ!ウェディングブーケのような純白のブーケ!