2018年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 419】 by 岡村恭子
VOL.419 「79」は「9と80の半分」という
デンマーク語は不思議がいっぱい!
torsdag den.1 februar 2018
日本列島は記録的な寒波とのことですが、皆様お住いの地域は
いかがでしょうか?坂道で転ばないようにどうぞ気をつけて
お過ごしください。
二月になりました。
淡い外光がカーテンを透かして朝を告げてくれるようになり、
一日中キャンドルを灯していたキッチンの窓辺にも
柔らかい陽射しが差し込むようになって来ました。
体感気温はまだまだ低いけれど暖冬で、この冬はまだ一度も
雪らしい雪が降っていません。それどころか早くも
スノードロップやエランティスのつぼみが膨らみ始めています。
この週末からグッと冷え込むという天気予報ですが、
それも良いかも…、とちょっと余裕なのです。
さて、以前もデンマーク語での苦労話を書いたような気がしますが、
未だにハードルを越えられずに四苦八苦しています。
日常会話はなんとかその場を凌いでいるものの、
銀行やお役所関係となると緊張するし、そこに数字が加わると
さらに厄介で、特に電話での会話は今も苦手です。
パリ在住の人がフランス語の数字は79を「60・19」と
いう具合で覚えるのに一苦労、と言う話を聞いた時は、思わず
それくらい大したことない、と “ 変な?自慢 “ をしたくなりました。
フランスの「60・19」すなわち「79」を、デンマークでは
「9と80の半分」と言います。まず一桁の数字から数えるというのが
不思議といえば不思議だし、おまけに70は「80の半分」という特別の
言い方なのです。一体全体どうしてこんなにややこしい方法になったのか?
未だに大いなる疑問です。
数字関連でもう一つ、例えば友達と電話で8 : 30 に会う約束をする場合。
「8時半」ではなくて「halv 9 ( = half9)」と言います。
8 : 30 と書きながら口ではhalv9と言うものだから、9時半と勘違いして
1時間遅刻しないよう。 “ 30分過ぎ “ の約束は要注意!なのです。
本当にもう、こんがらがってしまいそうでしょ?
どうして?とデンマーク人に質問しても肩をすくめて苦笑いするばかりです。
他にも、役所などへメール手続きをしなければならない時は
辞書を引き引き下書きをして、まず娘に見てもらい、彼女の添削後に送るように
しています。たまに 「よくできました」と褒められて喜ぶ。まるで一年生です。
この調子だと、何年経ってもデンマーク語の壁は超えられそうも
ありませんが、諦めず間違いだらけのデンマーク語を駆使して
私なりに頑張ろう…と自分に言い聞かせている毎日です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
街角スナップより。
お花屋さんの店頭には一足早い春が!
今日の庭より。
スノードロップとエランティスの蕾も膨らんで。。。
小鳥の家も杉の木に取り付けました。春が楽しみです。