2009年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol.25】 by 岡村恭子
VOL.25 マフィンの誘惑
自転車のハンドルを持つ手が冷たく感じられ、早くも手袋が
恋しい季節になりました。
外から帰り、暖かい家の中に入った途端にホッと和みます。
そして、いよいよ…、嗚呼、もうすぐ!…今月25日から
冬時間になってしまう。
北欧に暮していると面白いくらい日照時間に左右された
ライフサイクルになります。時計を冬時間にセットした途端、
朝の目覚めが悪くなり、長い夜をやり過ごすのに四苦八苦です。
真夜中まで戸外で過ごしていた夏とは正反対になってしまうのです。
そんな季節があるからこそ、刺繍という素晴らしい伝統工芸が
生まれたのですね。秋から冬の夜長の季節、ゆっくりと流れる時間の
中で、一針ずつ心を込めてプロセスを楽しみながら完成させる…。
刺繍が好きな人は、優しい心持ちの方ばかりだろうなあ、と想像しています。
残念ながら不器用な私には刺繍は向いていないようですが、
その代わり?もっぱら暖かいキッチンでお菓子作りを楽しみます。
小麦粉、バター、卵、砂糖、この基本材料さえ有れば作れる
マフィン(マドレーヌ)は手軽なおやつとして重宝しています。
丁度、作っている時に家族が帰宅したり、ふらりと友達が来ようものなら、
バターの香ばしい匂いに、誰もが明るい笑顔になります。
気取ったケーキはテーブルセットにも気を使ってしまいがちですが、
マフィンは焼き立てを直接頬張っても構わない。楽しい会話が弾みます。
超簡単レシピです。お試し下さい。
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【マフィン】
*材料;小麦粉(ベーキングパウダー小匙1)300
グラニュー糖 300g
バター 室温に戻したもの 300g
卵 3コ
バニラエッセンス 少々
好みでチョコレートチップ、ドライフルーツ各種、リンゴ、
スライスアーモンド、etc.を種の中に入れたり、トッピングして楽しみましょう。
*基本マフィンの作り方*
1) ボールにバターとグラニュー糖を入れ、撹拌。
2) クリーム状になったら卵を一つずつ割入れ、ハンドミキサーで撹拌
3) この時、一度に3コ入れないで、一つずつ順に撹拌して
滑らかなクリーム状にする。バニラエッセンスを加える。
4) 振っておいた小麦粉を加えて全体をヘラで混ぜ合わせる。
5) 型に入れて180℃のオーブンで約15分
上記を基本に、好みでアレンジをする。
*チョコレートマフィンはココア30g+小麦粉270g位で焼いています。
オレンジの皮のスリ下しと、中にチョコレートのチップを入れました。
* 基本材料は同量、同数と覚えると簡単です。
200gなら卵2コ(これでカップ約10コ分)
岡村 恭子
http://www.copenhagensmile.com
ドライフルーツ(プルーン)入り&
チョコレートマフィン