2019年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 462】 by 岡村恭子
VOL.462 デニッシュデザインに囲まれて。
冬の晴れ間のティータイム
søndag den. 3 februar 2019
さあ、冬のアンカー2月になりました。
カレンダーに並んだ28までの数字が、
きっかり4週間で冬を締めくくります!と宣言しているみたいです。
冷たい土の中で草花たちが外の様子を伺い始めている気配です。
真っ白いスノードロップや福寿草のような黄色い花びらの
エランティスが咲き始めるのももうすぐ、庭木の梢をせわしなく飛び交う
シジュウカラの姿も目に嬉しい。
冬から春へ、少しずつ、でも確実に明るい季節へと舵を取り始めています。
まだまだ先のことと思っていた4月のオープンステッチハウスも
瞬く間にその日がやって来そうですね。ワクワクシーズン到来間近…!
とは言っても、まだ外は氷点下、もう少し辛抱我慢の今日この頃ではあります。
先週、雪かきに追われたことはこのページで書きましたが、
なんと、その翌日には急に気温が上昇して雨に変わり、
積もっていた雪も一度に溶けて流れてしまいました。
そして数日後、抜けるような青い空が広がった午後、
延江さん達と久しぶりにおしゃべりをすることになりました。
年末に風邪をひいてしまい、会えずじまいだったから
La Glaceでケーキを頬張って以来、かれこれ3ヶ月ぶりです。
https://laglace.dk
今回は延江さんセレクションによるロイヤルホテルの、
その名もロイヤルカフェです。カジュアル路線をモットーとする
私にはワンランク上のおしゃべりタイムと相成りました。
ロイヤルホテルはデンマークを代表する建築家アルネヤコブセン設計の
ホテルとして知られています。建物だけにとどまらず家具やカトラリーに
至るまで完璧なトータルデザインを手がけたことでも有名で、
世界中から “ 北欧デザイン好き “ な人々が訪れるという、
特別感満載のホテルでもあります。
http://fika10.com/Denmark/trip_dk_04.html
ガラス張りの明るいカフェの一隅、ゆったりしたソファに寛いで、
スペシャルブレンドの紅茶にデニッシュオープンサンド、自家製スコーン、
スィーツの盛り合わせに三人共ニッコリ!おしゃべりも弾みます。
束の間だけ旅行者になったような気分に浸りながら、北欧デザインの
メッカでのひと時を満喫しました。
数時間後、ただいま~。ああ、楽しかったー。お腹いっぱい!
矢継ぎ早にロイヤルホテルでの一部始終を話しながら、
あらっ?!そういえば。。。と今更のように気がつきました。
この家だってアルネヤコブセン設計の住宅なのだということを。
そして思いました。オンボロで手がかかる、と文句ばかり言わないで、
これからも末長く大切に住んであげなくては!と。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
青空が広がって気持ち良い午後。待ち合わせ場所に向かう途中でパチリ!
(写真左がSASロイヤルホテル)
席に着くと、まずスタッフがホテル&ヤコブセンデザインの説明してくれます。
スペシャルブレンドのピラミッドティーバック。カップに浮かべるとこんな感じに。
もちろん食器はロイヤルコペンハーゲン、カトラリーはヤコブセン!
ご覧の通り盛りだくさんのプレートでした。螺旋階段を模したスィーツも!
そして、ホテルロビーの螺旋階段です。
シンプルなデザインが如何にもアルネヤコブセンらしい我が家の暖炉。