2019年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 471】 by 岡村恭子
VOL.471 料理を愉しみ、食事を楽しむ!!
søndag den. 7 april 2019
夏時間になって一週間が過ぎました。
夜の7時を過ぎる頃ようやく陽が沈みかけて、
あたりに夕暮れ時の景色が広がります。
これから加速度的に日照時間が長くなって行きます。
庭伝いに近所の子供達の遊ぶ声、巣作りを始める小鳥のさえずり、
人も動物たちもみんなソワソワしだしている気配です。
我が家も負けずにソワソワと、今年最初の芝刈りをして、
庭先に椅子を出せば、はい!明るい季節を迎える準備完了です。
そして本日、気温16℃ 風力3 快晴! これ以上望めない
好天の土曜日、娘と彼女の友達2人がやって来て
我が家でランチ!ということになりました。
こういう時は嬉しくて張り切ります。
前日からメニューを考えるのも楽しみの一つです。
昼食なので軽く、でも若者たちが満足するボリュームも欲しい。
とりあえず、おやつ用にシナモンロールを焼いておこう!
夜中にパン生地をこねながら、チーズ、トマト、イタリアン?…。
連想ゲームのように、ゲストの笑顔を思い浮かべつつ
買い物リストを作成するのも愉しい。
お料理をする楽しみは喜んで食べてくれる人がいること。
これに尽きると思います。
そして、ひと昔前を懐かしく思い出しました。
我が家の食卓は大人数で囲めるようにと家人が自らデザインした
270㎝のロングサイズです。
こんな長いテーブルどうするの?という周囲の心配をよそに、
今までに実にたくさんの人が集い、ひと時を共にしてきました。
その一コマ一コマが掛け替えのない大切な思い出です。
お客様だからといって何も特別な献立は無用。
真心込めて作れば、例えコロッケひとつでも喜ばれる。
みんなで同じものを食べればおしゃべりが弾み、初対面同士も
すぐに仲良しになれる。
…と、これは半分身勝手な主婦目線の観察結果です。
食事は大切。でも、食卓を囲んだ時の雰囲気はもっと大切なのだと
思います。
一方で、心が通じるということは実際に会う頻度に無関係だとも痛感します。
もしかしたら、会えないことが親密度を増すのかも知れない、とも思う。
遠くにいるから尚更懐かしい。
多分、(日本から)こんな遠くに暮らしているから感じられる、
人との巡り合い、懐かしい友への想い、年齢を重ねるごとに
その温かいぬくもりにも似た感情を実感するようになりました。
歳を取るということはそんなに悪いことばかりじゃないな、と、
最近そう思っています。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
お料理準備中のキッチン。
前日焼いたシナモンロールを袋から出さなくては!
270㎝の食卓風景。
もうすぐイースター。
期間限定のイースタービールと卵型のマジパンチョコレートも登場。
土曜日の庭から。
アムステルダム在住の青年カメラマン氏のカメラを私が盗み撮り?
前回は蕾だった芝桜も咲き始めました。