2019年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 481】 by 岡村恭子
VOL.481 北欧の暮らし
明るい季節の日々雑記
søndag den. 30 juni 2019
夏至が過ぎて、早くも一週間が経ちました。
からりと晴れた週末です。
通りをクラクションを鳴らしながら鈴なりの若者たちを乗せた
トラックが通り過ぎます。高校の卒業生たちを乗せたトラックです。
(厳粛な日本の卒業式とは正反対、色とりどりに飾り付けた車上で
朝から歌って、飲んで(デンマークは16歳から飲酒OK)
奇声をあげてお祭り騒ぎです。クラスごとに一人一人の家を回ります。
道ゆく人も手を振って祝福します。)
それが終わると間も無く長い夏休み、夏休みが明けたら新学期、
6月のカレンダーをめくりながら、
今年も半分が過ぎてしまったね… ひとり呟きます。
北欧に暮らしていると、一年が夏至と冬至という明暗のピークに
向かって季節が二分されると実感します。
夏至が過ぎると少しずつ昼間が短くなってゆく。
そう思った途端に、何となく切ない気持ちになってしまうのは
私だけではありません。
みんな明るい季節を慈しむように、いつまでも外で憩い
夏の明るい夜を満喫します。
ところで、
私はこのページを作成する以外にも、Eメールなど文章を書く
ことが多いのですが、長年愛用して来たPCの調子が今ひとつで、
駄々をこね始めると文字変換もままならない。
ああ~、また固まってしまった…。
文章作成に時間がかかって困っていたら、娘たちがiPad用の
コントローラーをプレゼントしてくれました。
新しいツールはお利口さんなので、使い手の私がついて行けるか?
心配している暇はない。習うより慣れろ。早速試しに書き込んでいますが、
なかなかスムーズです。
私がPCとにらめっこしている間、家人は庭木の手入れに余念がありません。
夏の庭木の成長はたくましく、たちまち鬱蒼としてしまいました。
こういう作業は一度始めると、次々気になる箇所が出てくる様子です。
おかげで、ずいぶんさっぱりしました。
夕食後、
刈り込まれて風通しの良くなった植え込みを眺めながら寛いでいると、
どこからともなく、テナーサックスの低い音色が流れて来ました。
そう言えば、もうすぐコペンハーゲンジャズフェスティバルです。
これから夏休みに向かってイベントが目白押し、
次回は、そんな街の様子をお伝えしたいと思います。
どうぞお楽しみに!
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
雲ひとつない青空に真っ白いヒコーキ雲の尾を引いて飛び去る飛行機。
まるでイラストみたい。
キョートなギフトラッピング。
鬱蒼としてしまった裏庭の植え込みと
伸び過ぎたプラムの木の枝払いをする家人。
町内のフリーマーケットから。
季節外れの帽子や使い古しのテーブルクロスなど、
フリマならではの品揃え?!
今日の庭から
白い紫陽花が咲き始めました。