2010年7月~9月

【きょうのクロスステッチ Vol. 60】 by 岡村恭子

VOL.60 秋のメンテナンス その1

torsdag den. 26. august 2010


早いものでこのページをスタートして60回目になりました。
毎週一回文章をしたため写真を添える…。
何気ない日々を振り返るきっかけにもなってとても楽しい作業ですが、
たまに「 何を書こう?」と考えあぐねるばかりで、なかなか文章が
浮んでこない事があります。そんな時には決まってステッチハウスの
ページを覗き、刺繍の世界で癒されことにしています。
絵画と見まがうような草花や風景はもちろんですが、例えば紹介ページの
「デンマークの四季」などは、楽しげに描かれたモチーフが
クロスステッチの素朴な味わいと相まって見ているだけで
ほのぼのと和みます。ステッチハウスのページは憩いのオアシスです。

さて、夏の名残が少しずつ消えて行く今日この頃、我が家では寒い季節を
迎える準備が始まりました。まあ、気の早い!と思われるでしょうが、
ここは北欧です。九月も中旬を過ぎれば暖房の心配をしなければ
ならないのです。今の内に出来ることから片付けて行かないと
「後悔先に立たず」という事になりかねないのです。

今朝は煙突掃除屋さんが来ました。
毎年一回、夏の終わりにやってきて点検をしてくれます。かれこれ20年
同じ人です。黒づくめで身を包み掃除道具を肩にかけたお馴染みの
出で立ちでやってきて、「 やー、こんにちは。このところ雨が多いねえ」
と、まるでいつも会っているような挨拶です。当初は親方に連れられた
見習い少年だった彼も今ではすっかり貫禄です。煙突掃除一筋人生の
ようですが、地域暖房の行き届いた世の中で、どうしたら煙突掃除一筋で
やってゆけるのか?ちょっと不思議。毎年、聞いてみよう、と思いつつ
今年も聞きそびれてしまった。お次はまた一年後です。来年こそ聞いてみます!

先週から窓ガラス屋さんが出入りしています。
デンマークはどの町の商店街にも必ずペンキ屋さんとガラス屋さんがあります。
ペンキ屋さんの需要が多いのはよくわかりますが、ガラス屋さんは
どうしてだろう?とちょっと不思議でした。”煙突掃除屋さんの謎”に続く
“ガラス屋さんの謎”でしたが、こちらの方は解けました!
特に夏の終わりの今頃は商売繁盛ということもよーく分かりました。

寒さが厳しい北欧はどの家も2重窓になっています。ガラスとガラスの間が真空に
なって寒さを遮断しています。ところが、耐久年月が過ぎるとその空間に
空気が入ってしまい防寒の効果が薄れてしまうのです。
二重ガラスの間に空気が入ってしまうことを通称「パンク」と言いますが、
悲しいかな、とうとう我が家のリビングルームの窓もパンクしてしはじめたのです。
パンクしたガラスには水蒸気が溜まるのですぐ分かります。
思い切ってリビングルームの窓ガラスを全取り替えです。

本格的な寒さがやってくる前のメンテナンス。
秋のワードローブよりもパンクした窓ガラス。
古い家に住むという事はこういう事なのだ、と一人納得したのでした。

岡村 恭子
http://www.copenhagensmile.com/


初秋の庭にカプリフォリの赤い実とダリアの赤い花が鮮やかです。

のら猫カナちゃんも雨宿り

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