2010年9月
TOPICS! コペンハーゲン市庁舎
fredag den 10. september 2010
コペンハーゲンのランドマークとしてお馴染みの市庁舎。そのインテリアは、
2011年フレメカレンダーのモチーフになっているJens Moeller-Jensenの
フレスコ画の他、ヒーダボー刺繍のモチーフなどで飾られています。
市庁舎の設計、装飾、テキスタイルなどをトータルにデザインしたMartin
Nyrop(1849-1921)は、手工芸品などに造詣が深く、イギリスのアーツ&
クラフツのウイリアム・モリスに例えられたほど。市庁舎が機能的であり、
ごく普通の人々にとって心地のよいものであり、デンマーク的であること
をコンセプトにしたそうです。『デンマーク伝統の針仕事』より
特にヒーダボー刺繍の美しさに感動した彼は、そのモチーフを装飾に使って
います。その後ヒーダボー刺繍の伝統を伝えるために、各地から作品を集め
るなどの活動をし、ヒーダボー刺繍の協会を中心となって運営したそうです。
その活動は後に、1928年に設立されたHaandarbejdets Fremme(フレメ)に
引き継がれました。
2011年カレンダーのモチーフとなったJens Moeller-Jensenによるフレスコ画
は当時のアール・ヌーボースタイルが美しく特徴的です。こんなに素敵な建物
だったら、結婚式を挙げる人が多いのも頷けます。
市庁舎は月~金7時45分から17時の間は中に入って見ることができます。
タワーへは月~金11時、14時。土曜日は12時に上ることができます。
300段の階段を歩く自信のある方はぜひ挑戦してみてください。(T. I)
- 2010.10.26
- 12:13
- 2010年9月