2011年4月
Topics!熱気球飛行200周年記念イベント
mandag den 25. april 2011
イースターホリデーは例年通り、よいお天気が続き、うれしそうな
日焼けした顔が街中に溢れています。この春が約束されているから
こそ、長く暗い冬をじっと耐えられるのね~としみじみ実感する季
節です。
日没は8時30分すぎ。夜7時を過ぎても澄みきった青空が広がっ
ています。電車に乗っていて、淡い黄緑色に染まった木々の梢を
ボーっと眺めていると、何やら空に赤や黄色や青いものが・・・。
「あっ、熱気球だ~」と電車の中で子供達がざわめき始めました。
雲一つない青空にふわりふわりと気持ちよさそうに飛んでいるのは
熱気球でした。
それは、デンマークで初めて熱気球が飛んだ1811年から200周年を
お祝いするイベントだったそうで、コペンハーゲンの中心、
ローゼンボー城から飛び立った熱気球たちは東からの風にのって、
西の郊外へ飛んできていました。
1811年、デンマーク人のJohan Peter Coldingsは今回と同じローゼン
ボー城から熱気球で300m上空まで上がり、25分間の飛行を成功させ
ました。人類が初めて空を飛んだ1783年のフランスでの熱気球
飛行から28年後のことでした。また、ナポレオン戦争下では無人
熱気球による郵便を提唱し、歴史にその名を残しています。200年後
の昨日、そのパイオニアとしての功績をたたえ、王立衛兵隊やデン
マーク熱気球連盟などの協力のもと、このイベントが行われたそうです。
ちなみに、コペンハーゲンをめぐる熱気球ツアーが5月から9月の間
開催されています。上空約500mからコペンハーゲンの街並みや緑に
覆われた森、美しい海岸線、海峡を渡る橋などの眺めを1時間ほど
楽しめるそうです。(T.I)
要予約・天候や風向きによるので実施日不定・全所要時間4時間DKK2195
www.oplevelsesgaver.dk/eventyr/ballonflyvning