mandag den 25. juli 2011
スウェーデンといえば、赤い馬(ダーラヘスト)を思い浮かべる人が多いと思います。この馬の出身地がストックホルムから電車で3時間ほど北西にあるダーラナ地方。スウェーデン人の心の故郷とか、Heart of Swedenなどと言われ、古き良き伝統が受け継がれているエリアです。伝統手工芸やミュージアムなどを中心にダーラナ地方の魅力をご紹介します。
今回目撃した最大のダーラヘスト(Mora) ちょうど自転車に乗る人が通りかかったのでパチリ。
各地にあるミュージアムやヘムスロイドでダーラナ地方の手工芸の伝統を見ることができました。その展示からは、人々がその伝統を守り、伝え続けることをとても大切にしている様子が分かりました。
スウェーデンを代表する画家、アンダース・ソーンは、ダーラナ地方の農耕具から手工芸品までをコレクションし、その邸宅とともに一般公開されています。アトリエでは、北欧やヨーロッパ各地から集められたタペストリーやスウェーデンのフレミッシュ織の素晴らしいコレクションが見られます。ガイドツアーのみなので、じっくりと見られないのが少し残念です。
「Living Museum In Scandinavia」より
また、もう一人の国民的画家、カール・ラーションもその妻カーリンとともに、ダーラナ地方の魅力を伝えている一人でしょう。カーリン・ラーションが手掛けたテキスタイルの数々を一般公開されている家で見ることができます。
Carl Larsson Gaarden パンフレットより 「Living Museum In Scandinavia」より 写真5 カール・ラーション 「At Solsidan」より ヘムスロイドの一角に展示、保存されている民族衣装。(Rattvik)
それぞれの街には伝統手工芸品を紹介するカルチャーハウスのようなものがあったり、ミニ博物館があったり。(Leksand)
白樺細工 (Tallberg)
ダーラナ地方全体を網羅している博物館Dalarna Museumのパンフレットより。民族衣装、テキスタイルやダーラ絵画、ダーラヘストのコレクションが充実しています。(Falun)
Anders Zorn テキスタイルミュージアム(Mora)
Jobsの工房 手染めの美しいプリントテキスタイルが生み出される工房を見学することができます。
今回見た中で一番高い夏至祭を祝うマイストング(メイポール)ちょうど人が・・・ (Leksand)
ストックホルム ノルディスカミュージアム テキスタイルギャラリーも充実しています。 夏は比較的交通の便はよいですが、オフシーズンは便数も減り、博物館などの開館時間が短かったり、閉まっていたりしますので、やはり夏のベストシーズンが旅行しやすいようです。(T.I.)
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