2012刺繍三昧の旅
デンマーク刺繍三昧の旅(K.K.) Vol.1
loedag den 6. august 2011
6月にK.K.さんが東京からいらっしゃいました。
刺繍三昧という至福の時を過ごされた1週間!
とてもアクティブに美術館巡りをされていたので、デンマークに行ってみたい!と
思っているステッチハウスのみなさんの参考になるのではと旅行記をお願いしたら
快く引き受けてくださいました。ありがとうございます。
今日からK.K.さんの「デンマーク刺繍三昧の旅」をご紹介します。
皆さんきっとデンマークに飛んで行きたくなっちゃいますね!
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デンマーク刺繍三昧の旅
一週間という短い滞在予定の中、デンマーク・コペンハーゲン近郊の刺繍が
多く展示されているミュージアムへ行ってきました。
もうすぐミッドサマーというのに夕方は長袖の上着が必要で、街中ではブーツを履き、
革製やキルティングの上着を着ている人も見かけました。
日没は午後10時半ごろ、そしてもう午前3時半には空が白みかけてきます。
今回の旅行の目的はいろいろな刺繍を見ること。
それらの刺繍が生活の中でどのように育まれ、取り入れられ、そして後世に
受け継がれてきたのかをこの目で見て、土地の人々や風土や習慣と密接に
結びついていることを感じ取りたかったからです。
6月18日(土) デンマーク着
6月19日(日) Greve Museum
Køge Museum
6月20日(月) 公共施設は休館日(市内ショッピング)
6月21日(火) Nationalmuseet
Design Museum Denmark
6月22日(水) Amagermuseet
6月23日(木) Jyllinge Museum(Fjordcenter Jyllinge - Museum og lokalhistorisk arkiv)
Roskilde Museum
6月24日(金) 帰国
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★☆ Greve Museum ★☆
コペンハーゲン中央駅から電車とバスを乗り継いで1時間30分。
のどかな田園風景が続く静かな場所でバスを降ります。
1826年に建てられた茅葺屋根の黄色い農家がGreve Museumです。
日本で最初にそこを知ったのは今から14年前のこと。
㈱パッチワーク通信社の『パッチワーク通信』で北欧のパッチワークを
特集した時にAmagermuseetとともに紹介されました。
その時はHedeboという言葉にまったく興味がなく、その記事のことも忘れていましたが、
ここ数年白糸刺繍に感心を持ち、何かのきっかけで思い出したのでした。
ステッチハウスさんでも何冊かここの本が紹介されましたが、
まさしくHedebosyningの宝庫。
ここの所蔵はなんと400枚。
すべてが展示されているのではありませんが、いろいろな技法の白糸刺繍、
クロスステッチ、ウール刺繍、民族衣装の帽子に施された刺繍などが多数見られます。
また、この地域の昔の暮らしを再現した建物があり、身近に手仕事の数々を
見ることができます。
(K.K.)
Greve Museum
http://www.grevemuseum.dk/
続きはまた明日!