2011年7月~9月
【きょうのクロスステッチ Vol. 104】 by 岡村恭子
VOL.104 地球丸見え?!Google Earth
torsdag den. 1 septembar 2011
あまりにも急速なテクノロジーの進歩について行けない!と思う事が
多い中、とても重宝しているPCのコミュニケーションツールがあります。
21世紀版「テレビ電話」とも言えそうなスカイプです。
この便利なツールの登場で一気に日本との距離が縮まりました。
相手の笑顔を見ながらおしゃべりをしていると、遠く離れていることを
一瞬忘れてしまいます。
突然ですが、星新一のSFショートショートをご存知でしょうか?
1960年代から1970年代にかけて数多くの作品を発表しましたが、
ユーモアとアイロニーに溢れたお話は時代を超えて楽しく、
大人だけでなく子供に聞かせるのにもお薦めです。
その彼の作品に添えられた近未来都市のイラストが、例えば動く歩道にELカー、
超高層ビルに透明のエレベーター、そして、大きなガラス張りの部屋に
テレビ電話など、今日の私達を取り囲む環境にそっくりなのです。
私達はかつてのSF的世界に生きていると言えそうです。
ほんの数十年前まで人々にとって遠い夢だった事が次々と現実となり、
扉を開いて行くように不可能が可能になって来ている。
素晴らしい反面ついて行けない我が身を不安に思うこともしばしばですが、
あまり深く考えずに素直にテクノロジーの恩恵を受けとめれば良いの
かも知れません。
最近ではPC上で世界中を散策出来るようになりました。
誰かさんの住所を検索するとその家の玄関まで行けてしまいます。
上空から街の様子を眺め、ストリートに入り、交差点を曲がると、
ほらっ!○○邸に到着です。居ながらにしての散歩は楽しい反面、
立場を変えると常に何者かに見られているような感じもしてきます。
勝手なものでそう思うとあまり嬉しくない。
あくまでも道具として必要に応じて上手に活用することが肝心ですね。
先日、ステッチハウスの延江さんに会った時の事です。
彼女が嬉しそうにバッグから出してみせてくれたのが、今話題のiPad2でした。
指先でサッサと画面を動かして縦横自由自在、デジタル文庫でいつでも手軽に
読書出来るのだそうです。
でも、一番のご自慢は可愛らしい猫ちゃんのアルバムでした。
子猫ちゃん自慢の延江さんが微笑ましく、彼女のようにツールを活用出来れば、
さぞかし毎日の暮らしが楽しくなるだろうと思った次第です。
今年のカレンダーも9枚目になりました。そろそろ秋の庭仕事の季節到来です。
落ち葉掃きが待っています。
岡村 恭子
http://www.copenhagensmile.com/
初秋のコペンハーゲン。
Google Earthで観光気分を味わってみては如何でしょう?