2012年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 139】 by 岡村恭子
VOL.139 趣味を持つ素晴らしさ
torsdag den. 24 maj 2012
毎週このページを更新する時には延江さんとメールのやり取りをします。
いつもはご近所同士「おはよう!」のご挨拶で始まるのですが、
今はその延江さんが東京なので時差が7時間、日本の方が7時間早い、
とうことは私が「おはよう!」と言う頃にはEva先生を囲んでのワーク
ショップで盛り上がっている頃、という計算になります。
朝の珈琲を片手にステッチハウスのHPを覗きながら、
今頃は3時のティータイムかな?と楽しい想像を膨らませています。
今回のイベントから既に新しい出会いが生まれていることと思いますし、
例え、直接参加は出来なくても情報を通じて、早くも次回への期待を
持たれた方も多いのではないでしょうか?
Eva先生もお膝元の北欧をしのぐ勢いの “ ステッチハウスワールド “ と、
皆さんの技量とセンスの良さに驚いていると思います。
北欧の伝統工芸文化の振興に一役買っているわけで、刺繍を介して人々が集い、
その輪が広がってゆく姿に国境を越えた豊かなスピリットを感じます。
そして、あらためて “ 趣味 “ について考えたりしています。
趣味を持つという事は、『日常の中に自分だけの贅沢な時間を持つ』
という事かな?と思っています。文章にすれば僅か一行ですが、実際には
仕事に追われているうちにどんどん過ぎて行く時間の中で、
自分だけの時間を持つことはそう簡単ではありませんから、
なんとかやりくりして確保した時間だけは思い切り趣味の世界に没頭する。
世事を離れて 夢中になる!そういう時には他の事など目に入らなくなり、
時間の経つのも忘れてしまう。 ちょっと恋愛に似ているようなような気も
して来ますね。… そう、時には片思い…。
もしも、そんな趣味を持てたら “ 幸せ “ というものです。
常日頃、趣味は何か?と問われて読書や音楽鑑賞と即答するくらい、いい加減は
無い、と思う私ですが、さて、それでは自分に趣味と言えるようなものが
有るのか?と、改めて自問自答すると小さな声で「庭いじり?」…と
疑問符つきのつぶやきが漏れる程度です。これとて、ガーデニングの先生に
就いて学んでいる訳でもなく、本当に気ままな庭いじり程度ですから趣味の世界
まではほど遠く到達していません。
草花を趣味にしている人の世界はお金と時間とそしてたゆまぬ努力の3拍子です。
そういう人が世界中に山ほどいます。私はそういう園芸の達人の本を眺めて
溜め息をついている側に立っています。
何かひとつ、『これは!』といえるような趣味を持っていることは
なんと素敵な事だろう。
今回のステッチハウスのイベントを通じて、心からそう思いました。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
http://copensmile.exblog.jp/
母の日に娘から紅い花のプレゼント!
我が家の庭から。 春先に植えたパンジーが花盛り、ライラックも咲き始めています。