2012年12月
TOPICS! 新発見 アンデルセン 最初の童話
lørdag den. 22 decemberber 2012
今年10月にアンデルセンの故郷オーデンセのある地域の古いアーカイブから、今まで
知られていないアンデルセン童話が発見されたそうです。専門家の調査によってアンデ
ルセン最初の童話であると鑑定され、大きなニュースとなりました。アンデルセンの作
品について最後に新発見があったのが1920年だったのでまさに歴史的発見でした。
この童話は、アンデルセンが子供の頃に本などを借りていた近所に住む女性へ捧げたも
の。アンデルセンがまだラテン語学校に通っていた1822年~26年の間に書かれて
いたことが分かり、若い頃すでに童話を書き始めていたということは専門家を驚かせた
そうです。
童話のあらすじは、羊の脂から作られた汚くて貧相な蝋燭が、自分がこの世に生まれた
意義に悩んでいたが、灯を点してもらうことで、自分自身や周囲のものを照らすことで
喜ぶことがき、自分のいるべき理由を知ることができたというもの。
文章的には若い頃のものなので、まだ成熟してないようですが、小さなお話の中に哲学
的で深淵なメーッセージがこめられているようです。
photo from : www.politiken.dk