2013年
TOPICS! 謝肉祭
torsdag den. 7 februar 2013
謝肉祭のカーニバルといえば、リオやベネチアが有名ですが、
デンマークではFastelavnとしてイースターの46日前のお祝い
があります。
デンマークでは圧倒的に子供たちが主役。ヒーロー、プリンセス、
動物や人気のキャラクター、はたまたチョコレート菓子などなど
思い思いの仮装をした子供たち町中に溢れます。仮装コンテストも
盛んなこの頃は、お母さんたちが子供たちの要望を聞いて趣向を
凝らした衣装を作ったり、コスチュームを売るお店も大忙しです。
メインイベントは、お菓子の入った木の樽を皆で順番に叩いて壊す
というもの。子供たちはお菓子を目指して、一生懸命叩きます。
また、Fastelavnsbollerというクリームたっぷりの菓子パンを食べたり、
白樺の枝飾りを作ったりします。白樺の枝には春の芽吹きを待つ
生命力がみなぎっていて、豊穣を願うという意味があるそうです。
春に一歩ずつ近づいていく気がします。 ( T. I )
プリンセスと護衛をする衛兵さん (photo : www.stof2000.dk)
木の樽には黒猫の絵がつけられています。中世ヨーロッパでは黒猫が
死ぬとペストから免れることができるとして、黒猫を殺したという名残だそうです。
(photo : www.bornholmstidende.dk)
フレメの「デンマークの四季」でゲルダさんが子供たちの様子を
かわいらしくデザインしています。 (No. 17-5138.02)
コペンハーゲンのアマー地区では馬に乗って、大人たちが
木の樽を叩き壊すという伝統が今でも続けられています。
(photo : www.dinby.dk)