2015年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 275】 by 岡村恭子
VOL.275 2月になって・・・。
torsdag den. 5 februar 2015
2月になりました。
立春も過ぎてそろそろ早春の気配漂い始める頃ですが、
冷え込んでいます。数日前からの雪が溶けずに凍り付いています。
それでも春の訪れを告げるエランティスが黄色い花頭をもたげ、
雪を押し上げるようにお日さまに顔を向けているのを発見!
北欧にももうすぐ春が来ると教えてくれています。
2月はきっちり4週間。瞬く間に3月がやって来ます。
日照時間も長くなって来ています。つい先日まで窓辺に欠かせなかった
キャンドルに代わりブラインドを開けました。
外光が差し込む朝のキッチンは雪景色も明るく朗らかに感じられます。
室内で温々と越冬中のゼラニウムにも小さな花が付きました。
それだけでも嬉しい春の予感です。少しずつ明るい季節に移行しているのを
実感する今日この頃、きっと庭の草花達も土の中で発芽の準備をしていること
でしょう。春の庭仕事が今から楽しみです。
さてさて、そんな気持ちのよい朝のひと時、珈琲カップ片手に新聞を開くと、
いかにもこの国らしいICチケットについての記事があったので前回の続きを
少しばかり。ICチケットを導入した昨年一年間で “ チェックアウト “ し忘れた
乗客が81万人以上にもなったと。まあ、チェックアウトと言っても
改札が有るわけでもない、実際にはパネルにカードをタッチするだけなのです。
今まで切符を買ったらその後はフリーで改札なんてない。そういうことが
習慣になっている人々に急に義務づけても所詮無理というものです。
つい忘れてしまっても仕方ない。さもありなん…と読み進むと、あらら?
なんということか、チェックアウトし忘れた人は罰金50kr.(約千円)
ですって?!違反したということでしょうか?でもねえ…と思って更に
読み進んで笑いました。利用者からブーコール!大不評だったそうで
(当たり前ですよね)今年は罰金を半額の25kr.に値下げという朗報?です。
これが今回のICチケットニュースの “ オチ “ のようですが、罰金制にしないと
いつまでたってもチェックアウトの習慣が身に付かないということのようです。
普段はシステム作りが上手で感心させられるのに、ことICチケットに関しては
国民的に面倒がっているようで、それもまたこの国らしいなあ、とホッペの
筋肉がゆるみますが、いやいや人事と笑ってばかりいられません。
私もチェックアウトし忘れないように気をつけなくっちゃ!
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
外は雪、窓辺のゼラニウムも春が待ち遠しそうです。
雪の中から顔を出したエランティス。綿帽子を冠って外の様子を見てるのかな?
今朝の庭から。 柔らかい早春の陽がさしています。
アネモネのビビッドなピンクに元気をもらいます。