2015年1月~3月
【きょうのクロスステッチ Vol. 282】 by 岡村恭子
VOL.282 夏時間&イースター 北欧の春本番!
torsdag den. 26 marts 2015
日増しに明るくなって来ました。今度の日曜日には夏時間に切り替わります。
人間も動物達もみーんな!早起きの季節到来です。
早朝から小鳥達も賑やかにさえずり始めました。
いつだったか、東京のど真ん中に暮らす友人が小鳥のなさえずりを、
本物の鳥の声と思わず、お目覚めに “ 小鳥のCD “ をかけてくれたのかと
思った!と言って笑っていました。そのくらい沢山の小鳥達がやって来ます。
その中でもシジュウガラ系の小鳥は胸がオレンジ色やブルーでとてもきれい。
早朝から可愛らしい声でさえずります。
双眼鏡を持って一日庭にいればバードウォッチングが出来るけれど、
春先は庭仕事が山積みで、そんなのんびりしていられません。
巣作りを始める小鳥達の気配を感じながら、私もせっせと庭仕事!
それももまたこの時期ならではの楽しみです。
ガーデニングの本を開いて季節の花が咲き乱れる庭に憧れながらも、
広すぎることを言い訳に、手抜きだらけでどうにも美しい庭とは
言いがたいけれど、手が回らないなどと愚痴を言ったら罰が当たる!
長靴履いて、いざ!… シャベルと植木バサミ大中小をバケツに
突っ込んで薮に分け入る姿は我ながらまるで土木屋さん。
雑誌のようにきれいなエプロンをしてバラの小枝をチョキン…というわけ
には行かないのです。
枯れ葉を掃き出したり、ひと冬そっとしておいた芍薬や紫陽花などの
古い花頭や茎を切り落としたら、春の黒く柔らかい土が蘇りました。
土いじりをしながら “ タン、タン、タララー♪タン、タン、タララー♪ “
ビバルディーの「四季」第一楽章「春」の有名な最初の部分です。
このメロディーを頭の中で繰り返し奏でていると不思議と庭仕事がはかどります。
(刺繍の針を進めるのにも良いかも知れないですよ。お試し下さい!)
4月の第一週はみんなが楽しみにしている春の大型連休イースターホリデーです。
思えば、一年中で一番暗い冬至の頃に生誕し、全ての生きものが一斉に目覚める
春に復活したイエスキリストは何と “ 北欧思い “ な事でしょう!
(当然ながら南半球では反対になってしまいますから)
こうして、 今年も北欧に春が巡って来ました。
これから夏に向かって生きるものみんな等しく上昇気分!です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
ロイヤルコペンハーゲンのショーウインドウより
枝に止まっている小鳥が我が家の庭にやって来るのとソックリ!
お菓子屋さんもイースターエッグでおめかしです。
卵に水仙、アヒルにウサギ、そしてニワトリにヒヨコ、どれもイースターのマスコットです。