2015年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 287】 by 岡村恭子
VOL.287 コペンハーゲンのお花見
torsdag den. 30 april 2015
「延江さん、とても楽しそうに沢山のお客様のお相手をして大忙し。
その日のワークショップ : Lyckaさんも盛り上がっていて、
色とりどりの刺繍をディスプレイしたスペースは外から見ても華やかで
とってもステキ!これからも是非続けて欲しい。そうしたら刺繍ファンが
どんどん増えて、刺繍と同じくらいに延江さんのファンも急増しそう!!」
…と、笑いながら娘が報告してくれました。
丁度、仕事で東京に出張中だったのでオープンステッチハウスに
お邪魔したのだそうです。
思えば私がこのページを連載する切っ掛けになったのも彼女達だったという
くらい、延江さんは娘が高校生の頃から “ コペンハーゲンのお姉さん “ 的存在、
その二人が夫々仕事でコペンハーゲンと東京を往復するようになったのですから
「光陰矢の如し」なのです。
さて、先週末はコペンハーゲンのお花見 : Sakura Festivalが開催されました。
この春、東京に行って以来すっかり日本びいきになったエリック家族に誘われて
散歩がてら一緒に出かける事にしました。あいにくの曇り空でしたが
満開の花の下、TOKYOの思い出話に “ 花 “ が咲き、出店のアンパンを頬張って
“ 花より団子 “ …と、 花尽くしの?楽しいひと時を過ごしました。
フェスティバルの会場は人魚姫の像へと続く海浜公園の一角、数十年前に
日本のアンデルセンベーカリーが寄贈した苗木が立派に育って、
今やコペンハーゲンの新名所の感があります。
この日も三々五々集まって来た人で大賑わい、桜の木の下にシートを敷いて
屋台の焼きそばに舌鼓を打つ家族の姿は、日本のお花見そのものです。
エリックの孫娘クラーラちゃんは浅草土産のKimonoを着させてもらって
ご機嫌でした。
それから一週間が過ぎて、今ようやく我が家の桜も満開となりました。
一昨年、2本の太い幹の1本が枯れてしまったので以前のような艶やかさには
欠けるものの、残った一本に今年も沢山の花を咲かせてくれました。
静かに少し傾いた一本の幹に白い花を咲かせる老桜の健気な姿は一層味わい深く、
この春も花を咲かせてくれた事に感謝しながら、しみじみとお花見をしている
昨日今日です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
桜フェスティバルから。
満開の桜と青い着物がお似合いのクラーラちゃん、ちょっと照れています。
今日の庭から。
白い桜の花が赤いサクランボになるのを楽しみに…。花壇も花盛りです。