2015年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 291】 by 岡村恭子
VOL.291 楽しいブランチ&ハンドクラフト談議
torsdag den. 28 mai 2015
いよいよ5月最後の週末、そして夏至まで一ヶ月足らずとなりました。
北欧は一年中で一番明るい季節を迎えています。
どのくらい明るいかというと…
PM 9:00=遅い午後又は早い夕方のように明るい。
PM10:00=暮れかかった薄青空にお月さまがぽっかり浮かんで…、
PM11:00=ようやく濃紺色の夏の夜空になります。
こんなに明るい夜は庭にキャンドルを灯して過ごしたいけれど、
今年はいつまでも気温が上がらず、涼しいのを通り越して “ 寒い!”
T-シャツで過ごせる日になるのをみんなジリジリして待っている
といった今日この頃です。天気予報によると6月1日から真夏日になるとか。
一気に20℃になると自信満々ですが、本当かな? もし的中したら…
それはもうお腹の中でクスッと笑ってしまうくらい、みんな同じ事を
考えているのです。つまり…お日様に向かって日光浴!コレに尽きます。
デンマークに限らず、どうやら北欧の人々にとって日光浴は栄養摂取と
同じくらいに大切なファクターのようで、夏の太陽を浴びて真っ黒に日焼け
することが精神的にも健康の秘訣なのかも知れません。
さて、本日は久しぶりにステッチハウスのお二人と北欧旅行中だった
K-さんもご一緒にブランチ&おしゃべりの楽しいひと時を過ごしました。
テーブルを囲みながらスウェーデン旅行の思い出話に花が咲きます。
エコロジー&サスティナブルと言った言葉がピッタリする素敵な宿と
美味しいスローフードのお話、美しい風景と素朴な人々の事etc.
そして延江さんのレンタカー面白エピソードに大笑い。
もちろん今回訊ねたダーラナ地方のハンドクラフトのお話しも沢山聞かせて
くれました。刺繍、テキスタイルの織やプリント、ダーラナへストなどの
各種木工工芸品などなど、人々の手から手へと大切に受け継がれて来た
伝統工芸の世界を垣間見るようで興味深く、特に冬に編み物デビューした
私としましては、いつの日か手紡ぎの毛糸で“身も心も温まるマフラー “ を
編んでみたいものだ、と夢想するのでした。
デンマークとスウェーデンは王室同士も仲良しなら国民もとても仲良しです。
南スウェーデンとコペンハーゲンは電車で30分の通勤圏内ですし、
両国の人が自由に往き来して今や国境は有って無いようなもの。
同様にハンドクラフトの世界もお互いの伝統を継承しつつも、もっと自由に
交流してゆけば、そこから新たな可能性が生まれてくるのではないかなあ?と
勝手な想像を膨らませた昼下がりのひと時でした。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
おいしいブランチとおしゃべりの楽しいひと時。 http://www.ptt-museum.dk/
帰りがけ延江さんと一緒に立ち寄った市場。二人とも夕食の献立で頭いっぱい!
スイカが並び始めましたよ。天気予報が当たったら買いましょう。
PM 9:00です。明るいでしょう?(2Fのベランダからの眺め)
今日の庭から。
ツツジが満開になりました。(ピンクの花の木は紅花瓢箪木というスイカズラの一種)
サクランボの緑色の赤ちゃんが沢山付き始めました。