torsdag den. 31 marts 2016

今日から４月、東京の桜が見頃を迎えています。
コペンハーゲンも麗らかな春の陽気だそうで、メールで送られて来た
春めく庭の様子、スクスク延びているチューリップの葉っぱに
…まあ、大きくなって…　と、まるで遠くにいる我が子を見るような
気持ちで眺めたりしています。

さて、今回の日本行きを前にしたある日の事、
長期の留守を頼む家人用に基本的な食材の確保をしておこうと
まとめ買いのショッピングに行きました。実際、主婦というのは
自分でも飽きれてしまうくらい、ほんの少しの値段の差も見逃しません。
同じものなのに前の店の方が安かったとわかると取って返す。
金額にしたらわずかな差だけれど気分は大きく違う！
してやったり、 お買い得を見逃さなかった！と満足感に浸ります。
そんな風ですからスーパーのハシゴは日常茶飯事。
ところが、たまに二人で行くとなかなかそうは行かない。
その日は和食の材料の買い出しです。最近はコペンハーゲンでも醤油や味噌、
お豆腐、麺類などを始め様々な食材が手に入るようになりました。
Miso, Tofu, Edamameとそのままの名称が市民権を得てデンマーク人の
日常会話に違和感無く溶け込んでいます。
今後ますます和食は健康志向の人を中心に広がって行くでしょう。
…と、ちょっと話が脇にそれてしまいましたが、そのようにデンマークでも
簡単に買えるようになった和食の材料に、時々オリジナルそっくりの
怪し気な類似品が混ざっていることがあるので要注意なのです。
その辺の事に関しても主婦は厳しく目を光らせる。だから、その時も
家人が怪しいパッケージのふりかけの袋をカゴに入れている傍からダメ出しを
して相方の機嫌を損ねてしまった。
…という話をしたら友人夫婦が笑いながら、ウチはトウモロコシだった。
やはり連れ立ってスーパーに出かけた時の事、ご主人が店先に山積みの
トウモロコシをカートに放り込む傍から面白いように全部戻されてしまう。
なんで、どうして？…理由は簡単。さっきのお店の方が新鮮で安かったから。
これほど明快な理由があるでしょうか？
彼女は正しい、と私は大きく頷きました。
明日買ってあげると言われても…僕は明日は食べたくないかもしれない。
今日食べたい！…そうだ！分かる。僕も怪しい食品でも構わない。少々不味くても
添加物いっぱいでもイイからふりかけご飯したかったんだ！
…そんな男性陣の訴えも空しくグラスのワインと一緒に飲み干されてしまった
ようでした。



岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/





居ながらにしてお花見が出来ますようにと孫娘から母に春の一束。
刻一刻と開花してきれいです。



町内の桜は６分咲きというところ。買い物途中に一人お花見。心和みます。



太い幹からちょこん！と可愛らしい花をつけて…。



こういうひと時がウレシイ！