2016年7月~9月
【きょうのクロスステッチ Vol. 349】 by 岡村恭子
VOL.349 8月のデンマークから。
庭仕事、ハチにはくれぐれもご用心!!
torsdag den. 4 august 2016
暑中お見舞い申し上げます。
デンマークは一足お先に長い夏休みが終わり、ようやく街に日常の
活気が戻って来ました。
夏休みの間、近所のスーパーマーケットは人影まばら、
いつもは産地直送の野菜が山積みの市場も閑散としてしまいます。
町内の花屋さんも窓辺にサボテンを並べて3週間のお休み宣言。
灼熱の太陽を求めて南へ南へと移動する人々を横目に
私は地元コペンハーゲンでサマーセールにフリーマーケット巡り、
涼しい日は庭仕事に精を出し、暑い日には夕涼みがてらご近所散歩と、
お金も時間もかけないアットホームな休暇を満喫しました。
一昨日、サマーハウスから戻ったエリック(=家人の仕事のパートナー)
がやって来て雨上がりの庭でミーティング。彼等も仕事のエンジンを
かけた様子です。
9月のオープンステッチハウスのお知らせもアップされましたね。
今度のワークショップのタイトルが何とも可愛い。
『ウール糸のスコーネのボンボン』…どんなボンボンかな?
会場のウィンドウに揺れる色とりどりのボンボンが見えるようです。
Lyckaの小玉さんとは延江さん邸で手巻き寿司を楽しく囲んだばかりなので
余計に親しみを感じます。
→ VOL.347 夏の楽しいひと時 ステッチハウス in コペンハーゲン
さて先日、夏枯れの草花にハサミを入れている時のことです。
右手にハサミ、左手に花の茎を持った…その時です。一瞬シュッ!という
微かにスプレイをかけたような音がした、と思った瞬間、
左の人差し指がチックン!イタイ!ハチだ!…そうなのです。
花の茎と一緒にハチのシッポも掴んでしまったらしい。
ハチも大きな手で掴まれて必死だったのでしょう。エイッ!とばかりに
針を刺したに違い有りません。刺された個所をギュッと摘んで大急ぎ水で流し、
毒が広がらないようにととっさに輪ゴムで縛ったりしながら、インンターネットで
応急処置方法を検索。…なになに?
1: 毒を出すようにしながら水道水でよく流す。2 : 針が残っている場合は
注意深く抜く。3 : 出来るだけ毒を絞り出しす。4 : 市販の虫さされの薬をすり込み
保冷剤で冷やす。5 : 様子を見て緊急を要するようなら医者に行く。
了解!…順番通りに処置しました。
ハチの毒は水に解け易いのだそうです。
熱を持つので冷やすのも効果的でした。(食品用の小さな保冷剤が便利でした。)
投稿者の実体験も交えた説明を読んでいたら気持ちも落ち着いてきて、
PCに向かって思わずありがとう!助かった!などど…そんな気持ちも湧いた
インターネットの効用を痛感した「蜂刺されハプニング」でした。
皆さまも蜂にはくれぐれもご用心!
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
夕食後の散歩風景。花の名前の小径とイギリスの都市の名前通り界隈が散歩のコース。
この日はオックスフォード通り、ウィンザー通り、グラジオラス通り等々。
散歩の途中で見かけた木彫りのウサギ。
今朝の庭から。
紫陽花とシュウメイ菊が満開です。昨夜の雨に洗われて一層美しい。
オレンジ色の花はナスタチウム。夏の間中次々とオレンジの花を咲かせてくれます。