2017年10月~12月
【きょうのクロスステッチ Vol. 415】 by 岡村恭子
VOL.415 我が家のクリスマス 2017
torsdag den. 28 december 2017
今年も残りわずかとなりました。
“ きょうのクロスステッチ “ も今年最後のページです。
予定通りクリスマス前に更新しよう!と張り切っていたのですが、
クリスマスイブを目前に、買い物に追われている内に猛スピードで
時間が過ぎてしまい、今日になってしまいました。
クリスマスホリデーは連休でお店が閉まってしまうため、
その前に買い物を済ませてしまわなければならないのです。
最後までプレゼント探しで駆け回る人もいて町中がカオスです。
中でも “これがなくてはクリスマスにならない “というほどの定番ご馳走
Flæskesteg (= 皮付きの豚ロースのローストで最低でも2~3kgはある
という大きなお肉の塊 )は日持ちしないので間近になってからじゃないと
ダメなのですが、何しろ定番料理ですから さあ、大変!
スーパーの精肉売り場はお肉の品定めする人たちでいっぱいになります。
大きさ、色、カタチ、背脂の入り方や皮の状態など、持ち重みのする肉塊を
手に選定する眼差しは誰もが真剣勝負です。これだ!と思ったお肉を掴んだら
手放してはいけない!満足のお肉を求めてハシゴも厭わない覚悟で臨みます。
妥協せずに頑張る!のです。それがこのお料理の満足な仕上がりへの最短距離。
私たちも理想のお肉を求めてヘトヘトになった金曜日でした。
当日は娘が仲良しの友達とやって来て、一緒にお料理に挑戦することになり、
ニワカ料理教室のような賑わいになりました。
メインはもちろん皮付き豚ロースのローストです。
サイドメニューに合鴨の胸肉ポートワイン蒸しフルーツ添え。
それからデザートにはチョコレートムースのケーキ。
エプロンして張り切る娘たちと一緒に、赤ワインベースのホットドリンク :
ユールグルックを飲みながら、ああでもないこうでもないとおしゃべりをしながら。
そうしている間にもハサミ片手に裏庭に出て、ツタやヒイラギの赤い実を
取り込んでテーブルに飾ります。
こうして、クリスマスならではのHyggelig =“ ヒュッゲなひと時 “ が過ぎてゆきました。
2日間に渡り美味しい食卓を囲み、プレゼント交換をし、楽しく和やかに
クリスマスホリデーを過ごし、ようやく一息ついたところです。
忙しくしていた間に冬至も通り過ぎてくれました。
これから少しずつだけれど確実に日照時間が長くなってゆくのです。
そして、つくづく思います。北欧の人々にとってクリスマスは暗い季節を
忘れさせてくれる輝きに満ちた毎日なのだ、ということを。
みなさまのクリスマスはいかがでしたか?
壁にかけた刺繍のモチーフを “ もみの木 “ から “ 松飾り“ に変えて
新年を迎える準備に忙しくしているのではないでしょうか?
平和な年明けなりますようにと願いつつ
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
写真はすべて我が家のクリスマスから。
Flæskesteg : 皮付き豚ロースのロースト。キャラメルでからめた小芋を添えて。
合鴨料理は丸ごとは難しいので、私は胸肉を使います。
塩胡椒して両面を焦がしたところにポートワインを振りかけて。
細かく切ったリンゴ、洋ナシ、ドライプルーンん甘みがよく似合う一品。
娘たちの力作、ケーキも大成功!
私はクリスマス用のキャラメルを作りました。
ラッピングを工夫したら素敵なプレゼントの完成です。