2018年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 426】 by 岡村恭子
VOL.426 心配なのは桜の老木、でもその前に
大好きなフリーマーケット探索です。
torsdag den. 5 april 2018
暖かくなったと思ったら翌日は霙まじりの雨だったり、
不安定なお天気ですが、それでも日照時間が驚くほど長くなってきました。
少しずつ庭仕事も始めています。まずは冬の間に堆積した落ち葉や
枯れ枝の掃除、花壇を掃除した後には薔薇の根元に肥料を撒いてひと段落、
家人と一休みしながら老いた桜の木を眺めます。
2本に分かれた太い幹の片方が苔とキノコで覆われて可哀相なことになっている。
たまたま日本の桜便りのニュースで、人々に愛されてきた桜の木が
樹齢70年を超えて老化著しく伐採することになった、という、
その桜の木々がまさに我が家の老桜と同じ状態だったのです。
ああ、やっぱり。。。実は数年前にコペンハーゲンの植物園に写真持参で
相談に行った時、たった一言老化現象です.。と言われて、その時は
なんと無慈悲な、と思いましたが、実際そういうことなんだ、と
今回のニュースを見て納得しました。
植物も生き物なのだという当たり前のことを痛感しています。
桜以外にも今年は暖冬の後に襲来した大寒波で、庭の植物たちは悩んでいる様子。
去年秋に植え込んでおいたチューリップの球根も葉を出したり引っ込めたり
していたのか?変にねじれていたりして苦しんだ後が伺えます。
老齢化の進む我が家の桜と天候不順で調子狂わせている春の草花たちに
私はリハビリ先生の気分よろしく、手入れをしながら心の中で
声をかけて励ましています。
そんな合間にも私のお楽しみフリーマーケット探索のスタートです。
ミゾレ混じりの寒い一日、こんな日は庭仕事もできないというのを
口実に行ってきました。北欧一のスケールを誇るインドアフリーマーケット!
二日間だけということも手伝って、この日を楽しみにしていた人人人で
会場は外の寒さが嘘のような熱気に包まれています。
テレビのお宝拝見番組に登場するタレント的な骨董屋さんも店を出し、
結構な人だかりですが、私はそういうお店は素通りして、もっぱら
小さなアイテムを探して歩きます。そうして見つけたのが会場の隅っこで
お店番していたおばあちゃんのスタンドで手にしたガラスの小鳥。
少し重みのする小鳥は背中に丸く凹みがあって、例えばテーブルソルトを
入れたり、キャンドルを入れて灯すのも良さそうです。
他にも細々と気づけばトートバックはいっぱいになっていました。
ああ、楽しかったー… 大満足で会場の外にでると、
おお、寒い!霙が雪に変わって庭はまたしても真っ白になっていました。
春よこい!早く来い!という今日この頃です。
そうこうしている内に
オープンステッチハウス+までカウントダウン!となりました。
エヴァ先生たちも皆さまとの教室を楽しみにされていることでしょう。
刺繍のミニショップでは延江さんとのおしゃべりも楽しみですね!
今回も楽しいイベントとなりますように。。。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
全てフリーマーケットの会場風景より。
大型スーツケースを引きずって買うき満々の人もたくさん見かけました。
刺繍グッズも数多く出品されていました。
フリーマーケットは思いがけない モノとの出会いが魅力です。
ガラスの小鳥は窓辺におきました。