2018年4月~6月
【きょうのクロスステッチ Vol. 436】 by 岡村恭子
VOL.436 夏の夜のハプニング 停電騒ぎで思うこと
friday den. 15 juni 2018
記録的な真夏日もどうやら峠を越して、いつもの変わりやすい
北欧の天気に戻りました。それでも、まだまだ降水量不足です。
花壇の水やりを怠ると草花がたちまちシュンとしてしまう。
特に紫陽花は大きな葉っぱを思い切りしなだらせて、
可哀想な姿になっています。
ごめん、ごめん、と言いながら根元にたっぷりと水を与えます。
つい、先日のことです。
夕食の片付けも済んでやれやれ…、ソファでゆっくりしよう。
夏至が間近とはいえ、夜の9時ともなると室内はちょっと暗い。
照明を点けて、これからが至福のひと時と雑誌のページを開いた
丁度その時です。点けたばかりの照明がスーッと音もなく消えました。
なんだろう?と思って身近な電源を入れてみましたが全てダメです。
停電?!…、急ぎ、地下の電源パネルを見ましたが異常なし、という
ことは地域停電?この穏やかな夏の夜に?…、とたくさんの?マークで
首を傾げながら、調べてもらうべく娘に連絡して調べてもらうと
見事に我が家の周辺のみ1500世帯が停電中だと。それも、我が家を
中心に停電しているかのような地図が表示されていると、半分可笑しそうに
教えてくれました。修復に3時間くらいかかる見通しということです。
そうなのね、うちだけじゃないのね、とわかった途端に気が楽になり、
通りに出て見ました。
玄関から左手方面は真っ暗なのに、通り隔てて斜め向かい側は煌々としています。
悔しいねえ。羨ましいねえ。と傍の家人にぼやいていると、
どうやら、私と同じような人がいるらしく裏通りで人の声がしますが、
そちらは街灯も消えていてよく見えません。
明るいはずの夏の夜も電気が点かないと知った途端に真っ暗に感じるの
ですから我ながら勝手なものです。
水道をひねれば水が出るように、スイッチを入れれば電気がつくと
思い込んでいる自分に今更のように気がつきます。
とはいえ、イースターホリデー明けにも地域停電に巻き込まれたし、
案外、配電関係にラフな部分がありそうな気がしなくもない。
そんな折も折、
電力会社から綺麗なリーフレットが郵送されました。
『EU諸国の新たな基準に基づいてデジタル管理がさらに向上、
あなたの個人データーをより安全に守ります。』と書いてある。
ううーん、確かにそれも大事かもしれないけれど、
その前にまずは停電しないという安心感を保証してほしい、と
思ったのは果たして私だけでしょうか?
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
珈琲が美味しいと評判のカフェにて。サンドウィッチも美味しい。
今日の庭から。
カプリフォリ(スイカズラ)とジャスミンが満開です。
カプリフォリはこぼれ種からここまで成長してくれました。