2018年7月~9月
【きょうのクロスステッチ Vol. 444】 by 岡村恭子
VOL.444 人生に何回あるのだろう?
懐かしい人との偶然の出会い
friday den. 24 august 2018
ステッチハウスのページを覗くのが楽しみです。
新着商品の紹介に、刺繍の心得のない私でさえ心踊らせて、
こんなのもいいわねえ、などと呟いたりしながら開いていると、
ステッチハウスの名物 : 気まぐれブログ『KuNeruAsobu 』が
5月以来、ひと夏またいでの更新です。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/1991.html
そののんびりしたところも延江さんらしい、と笑いながら
ページにアップされた楽しい写真を見て思わず呟いた。
「ああー、同じ場所にいたんだ!」… そうなのです。
あの日、私たちも彼女と同じクリスチャンスハウン生誕400年を祝う
お祭りストリートを散策していたのです。
どうやら、少々の時間差と散策コースの違いでニアミスしていたようです。
今回のように、ほんの限られた範囲にいてもすれ違ってしまうことが
多い中で、ごくたまに全く予期していない場所で予期せぬ人物に
バッタリ出会うことがある。
つい先日のことです。
諸用でコペンハーゲンの旧市街地を通り越し、大きなお堀を渡った先まで
出かけた時です。待ち合わせ場所に近道しようと公園を斜めにつっきていると、
ゆったりと葉を茂らせたマロニエの並木の向こうから、若い女性が笑顔で
近づいて来ます。ほとんど同時に私もそれが誰なのか?気付きました。
娘の小学校時代の親友エルビーラです。
学校帰りにいつも一緒に遊んでいた大の仲良しです。
それにしても何十年ぶりかで、それも街外れのあまり人通りのない場所で
バッタリ出会うなんて!… 後から思うととても不思議だけれど、
その時は、ごく自然にお互い笑いながら近づき、たちまち当時に戻ったような
懐かしさに包まれて挨拶を交わしたのでした。
少女時代と少しも変わらぬ明るく闊達な彼女の傍らで、可愛い女の子が
恥ずかしそうにしています。あのお茶目だったエルビーラがステキな
お母さんになっていました。その日の偶然な出会いを娘に伝えると、
彼女も驚きながら、原宿表参道の雑踏の中で、デンマーク人の友達に
偶然出会った時のことなど、 “ 偶然なお話 “ で盛りがりました。
そういえば、ずいぶん前になりますが、こんなこともありました。
北欧家具のイベント会場でのことです。確かに、以前どこかで会ったことの
ある人物と目が合いました。先方が私に微笑んでいます。
(という風に私には見えました。)しかし、どこのどなたか?…
どうしても思い出せません。そのままでは失礼だと思い、思い切って尋ねました。
「どこでお会いしたでしょうか?」すると、彼は柔和な笑顔で、
「もしかしたらTV越しに会っているのかも知れませんね」
と言うではありませんか。彼は当時人気番組の司会者だったのです。
帰宅後、家人にそんな偶然の出会いがあったというと、
それは偶然とは言わないかも知れないよ、と笑っていました。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
鈑金術師のおじいさんからネームプレートの作り方を教わる子供たち。
白いジャケットの男性は地元の画家。分厚い作品集を即売中
高みの見物?
ここからなら延江さんを見つけられたかも知れませんね。
同じ日にコペンハーゲンアイアンマンレースも。3000人が参加、
遠泳、自転車180㎞、フルマラソンの過酷なレースに挑みました。
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