きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 511】 by 岡村恭子
VOL.511 草加の名前、あれこれ考察雑記
søndag den.8 marts 2020
東京の郊外に暮らす友人から
「庭でウグイスが鳴いています。春です。」
という心弾むメールが届きました。
我が家の庭にも、シジュウカラのさえずる声が響くようになりました。
ステッチハウスのページも春らしい草花や小鳥のモチーフで春爛漫ですね。
こんな時だからこそ、ゆったりとした気持ちで、刺繍を楽しむのも素敵な
時間の過ごし方だと思います。
さて、穏やかな天気に恵まれた週末。
家人は物置で道具のメンテナンスをしている様子です。
私も(ゴミ入れにしている)バケツに植木バサミと小さなスコップを
放り込んで、目につく所から手入れスタートです。
芝生の間の苔も気になるし、堆積した松葉も大いに気になる。
庭仕事の合間に雑草を手に取ってしげしげと観察もしたりして、
何だか気忙しい。(vol.511 参照)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2126.html
数日前まで無彩色だった垣根周辺も萌黄色に衣替えを始めています。
プラムの木の傍から生えている通称 “トゲトゲ君 ” にも
愛らしい小さな白い花が咲き始めました。
この“ トゲトゲ君” (枝に鋭い棘がある)はプラムの根本から分かれて
いるから、プラムの家族に間違い無いのですが、本体のように実がつかないし、
棘のある枝というのを見ると、家族同士の割には仲が悪そうではあります。
ともあれ、このトゲトゲ君以外にも勝手な名前で呼んでいる植木があります。
家人が丸く刈り込んでいる庭木は“まるちゃん”、小さいのは“チビまるちゃん”、
他にも“なんちゃってバナナ“というのもありますが、これなどは
バナナの葉に似ているからと(全然似ていないのに)、
「なんちゃってバナナの葉っぱを切らないと」「そうだね」といった具合です。
実はアオキという、どこにでも見かける庭木なのですが、未だに我が家では
“なんちゃってバナナ“ という方がピンとくる始末です。
かと思うと、
… あっ!“ 金の成る木” ですね…。
来客が窓辺に並んだ肉厚の観葉植物を指して言いました。
金の成る木とは、ずいぶんな名前だと失笑してしまいましたが、
調べると確かにカネノナルキと記されています。
別名=成金草(ナリキンソウ)。それもあんまり素敵じゃない。
この多肉植物は家人のオフィスにあったのを譲り受けたものです。
ぷっくりと太った葉の一枚を適当に土にさしておいたら、
簡単に根付いたのを皮切りに育ち過ぎた箇所を切っては植えて…。
いつの間にか、金は成らなかったけれど、確かに株は増えました。
もう一つ、増え続けている多肉な観葉植物があります。
これは仲良しのお友達の置き土産。というよりは預かり物で
私はさしずめ管理人さん。先の方を切って土に挿しておくだけで
どんどん増えてゆきます。名称を調べたら「オウレイ」というのだそうです。
もう少し可憐なネーミングにしてあげたい。松葉牡丹に少し似ているから
松葉葉牡丹と葉っぱを重ねてみたりして楽しんでいます。
水やりの時など、身近な草花を親しみ込めてニックネームで声かけすると
葉っぱが喜んで成長するような気がしています。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
トゲトゲ君に咲く清楚な白い花
増え続ける「オウレイ」と「金の成る木」です。
2020年3月7日 PM 6:30
美しい夕焼け空に白く浮かび上がったお月様。