きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 539】 by 岡村恭子
VOL.539 暖かい9月の昼下がり
林檎のケーキでお茶にしましょう。
søndag den. 20 september 2020
まるで夏が戻って来たような暖かい陽気が続き、
秋の芝刈りをした庭は乾燥した草の匂いに包まれて草原にいるようです。
今頃になって紫陽花が新しい花をつけているし、
去年は既に暖房も入れていたのに、今年は庭先のドアを開けっぱなしにしている!
地球の温暖化現象は身近な日常にも顕著です。
ちょうど一年前のこのページでデンマークが取り組む
地球温暖化防止政策=森林倍増CO2削減計画について書いていますが、
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2097.html
世界各地で頻発する大規模森林火災のニュースに接する度に
この小さな国の地道な努力が “焼け石に水” とならないよう願うばかりです。
とはいうものの、日増しに秋は深まって、店先には旬のリンゴが
1kgで20kr. 程(約350円)で山積みです。
(物価が高いデンマークですが地元で出荷される旬の青果物は新鮮で格安!
時には日本よりもずっと安く感じることもあります。)
手に取ると甘酸っぱい林檎の香りが鼻先をくすぐります。
迷わず買い物カゴに入れて、早速簡単なおやつを焼きました。
⚫︎秋のおやつ 林檎のケーキ
【材料】
紅玉タイプのリンゴ 2個
小麦粉 100g
ベーキングパウダー 10g
バター 100g
グラニュー糖 90g
卵 3個
他にキャラメル用
グラニュー糖 30g
水 少々
【作り方】
1 バターと卵を室温に戻し、スプリングフォームにベーキングペーパーを敷いておく。
2 小麦粉とベーキングパウダーを一緒に振るっておく。
3 リンゴ一個はサイの目に、一個はくし切りにしておく。
4 キャラメルを作る。グラニュー糖30gを中火で狐色に焦し、水少々を加え
サイの目に切ったリンゴを入れ水気がなくなるまで炒める。(中火で5分ほど)
5 ボールで室温に戻したバターをクリーム状に攪拌。
6 グラニュー糖90gを加えてさらに攪拌。
7 室温に戻した卵3個を一個ずつ加えて滑らかになるよう攪拌する。
8 振るった粉を投入、全体がよく混ざったらキャラメルに絡めたリンゴを混ぜ込む。
9 ベーキングペーパーを敷いた18㎝フォームに流し入れ、くし形に切ったリンゴを
並べ、170度のオーブンで45分〜50分。表面が狐色に焼き色がつくまでじっくり焼く。
10 冷めたらパウダーシュガーを振りかけて完成。
リンゴはお料理にも活躍します。
次回はリンゴを使ったメニューを紹介したいと思います。
お楽しみに。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
上手なお菓子作りのコツは下準備。レシピの手順でお試しください。
冷凍保存しておくと不意の来客にも重宝です。
きょうの庭から
お天気が良いので庭でランチ。
季節限定Octoberfest.beerにケチャプたっぷりのナポリタン。
相性ピッタリ!です。
遅咲きの紫陽花が一輪、秋の陽に浮き立って見えます。