きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 543】 by 岡村恭子
VOL.543 デンマークの暮らし 10月の日々雑記
冷凍ニシンで蒲焼を作る… の巻
søndag den. 18 oktober 2020
目覚ましが鳴りました。朝7時、カーテン越しの空はまだ真っ暗ら。
もう少しお布団にくるまっていたい気持ちを押しやって、
今日も一日が始まります。
これから冬至に向かいもっと太陽が遠ざかってゆくのだから…
もっと暗くなってゆくのだから…。
今はまだほんの序の口、いざ、覚悟!なのです。
それでも、この秋はお天気に恵まれて暖かい日が続き、
昼間の公園では子供たちが元気に遊び、通りのカフェも賑わっています。
コロナ対策で様々な規制はあるものの、相変わらず公共交通機関を利用
する時以外、マスク姿は稀です。
今のところレストランやカフェも夜10時まで営業して良いので、
フランスやイギリスに比べればかなり自由が保たれているし、
毎日(天気予報のように)集計が発表される ”本日の感染者数” も
緩やかなカーブですが、これからクリスマスシーズンに向かい、
人々の気が緩んでしまいそうで、その辺がちょっと心配ではあります。
さて、私はブログ更新の告知板としてFacebookを使っています。
とはいうものの、他力本願で開設したものだから、
よく分からないまま、決して使いこなしているとは言い難い。
そんなFacebookの友達欄に懐かしい友達からメッセージです。
「こんにちは!○○です。母の代わりにメッセージしています。」
「わー!(私の友人)◉子さんの(娘の)○○ちゃんからだ!」
すぐ返信したい。でも返信の仕方がわからない。
早速、娘に事の次第を伝えると早速代筆してくれました。
「△△です。母の代理です。メッセージありがとうございます。
これからもどうぞよろしく」
… と、まあ、本人同士では成り立たないという可笑しいことでしたが、
おかげで、メッセンジャーの使い方はクリアしました。
高齢者としましては便利な世の中についてゆくのも楽ではありません。
時々、お魚を食べたくなります。
この頃は近所のスーパーでもノルウェー産の鮭や近海物のタラとヒラメ。
この3種類はいつでも買えるようになり、とても重宝しています。
今日は冷凍のニシンを買いました。
「ウナギより美味しい秋刀魚の蒲焼き」というのをどこかで聞いたことが
あるけれど、本日は「秋刀魚より美味しい?ニシンの蒲焼」を作ろうと思います。
【材料】
蒲焼にする魚 今回は冷凍ニシンの開きを4枚使用
醤油 大さじ3
酒 大さじ1 我が家は白ワインを代用
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ2
粉山椒 適宜
【作り方】
1 魚を食べやすい大きさにして軽く塩をし、5分ほどおいたら
キッチンタオルで水気を拭き、小麦粉をまぶす。
2 フライパンにサラダ油を大さじ2程度でこんがり焼く。
3 火を弱めて、予め合わせておいた調味料を2に振りかけ
じっくりと煮詰めて完成。好みで山椒を振りかける。
結果。
鰻の蒲焼が貴族だとしたら、秋刀魚の蒲焼は庶民、それなら
ニシンの蒲焼は?うう〜ん、、、もう少し頑張れば何とかなりそうな
アルバイト学生。。という感じかな?
将来性を秘めたおいしさとでも申しておきましょう。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
コペンハーゲンの街角スナップより
この週末も秋晴れに恵まれて、人々は思い思いの秋の日を楽しんでいました。
カフェも賑わって。
感染防止策として「1テーブル4名まで」というパネル。
花壇には「食用ではありません」(食べてはダメ!)という注意書き。
ニシンの蒲焼はこんな感じで。。。
冷凍の半分は南蛮漬けにしました。
デンマークでもこれとほぼ同様の酢漬けを黒パンに乗せて食べます。