きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 544】 by 岡村恭子
VOL.544 冬時間になりました。withコロナを上手に過ごそう!
(付録レシピ=デンマークのお菓子パン Brunnsviger)
søndag den. 25 oktober 2020
冬時間になりました。
時計の針を一時間遅らせると…、
その途端、朝が明るくなる…、代わりに夜が急降下でやってくる。
おなじみ ” 北欧マジックアワー“ です。
そんな益々暗い季節に向かっている中で、いっそう憂鬱なことには、
ヨーロッパ各国で新型コロナ感染が再拡大していることです。
デンマークも感染者数が増加し続け、とうとう一日の感染者が1000人を
超える勢いとなってしまいました。
ずっとマスク着用に消極的だった政府が、方針転換して、夏休み明けから
公共交通機関利用時のマスク着用を義務付けたと、お知らせしたのに続いて、
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2234.html
今週からは屋内商業スペース内でのマスク着用も義務付けられることに
なりました。これからは近所のスーパーで買い物をする時もマスク必携です。
今頃になって…と言われそうですが、デンマークはずっとマスク着用を
強制することなく、夏には1日の感染者数が一桁にまで下がり、
このまま収束してくれるのでは?と期待した時期もあったのです。
… 実に惜しい!残念至極!
しかし、やってみたけどダメだったね。という結果を受けて、政府が
マスク着用義務を決定したことは、的確な判断と国民も納得しています。
これは私の勝手な推測ですが、
半年以上にわたって日本をはじめアジア諸国の徹底したマスク着用での
効果が出ていると証明したことと、もう一つ、先日発表された東大研究室の
マスクの飛沫感染実験結果が大きいのでは?と睨んでいます。
この実験では、実際に新型コロナウィルを用いて、飛沫感染予防テストを
したところ、市販のマスクでも感染防止率が50%以上、というものです。
(地味だけど、世界初の試みとして説得力大です!)
デンマークの人は納得出来ない事には、なかなか首を縦に振りませんが、
一度納得すると素直に従う。そして一旦決まったルールは守るという
ある意味、とても合理的な考え方をします。
コロナ渦にあってはお互い様、少々の不自由は我慢しよう、という雰囲気で、
政府も国民も落ち着いています。
そして、人々はクリスマスシーズンに向かい、今年ならではの楽しみ方を
模索中という所です。
一人一人が毎日を工夫をするwithコロナな暮らし。
今回の付録レシピは、デンマーク人なら皆んな大好き!な
お菓子パン Brunnsviger の作り方です。
⚫︎Brunsviger (ブラウンスヴェア)
【材料】( 20㎝×24㎝くらいのフォームでの分量)
小麦粉 250g
バター 50g (室温に戻しておく)
卵 1個
牛乳 125cc
塩 小さじ 1
グラニュー糖 大さじ1
生イースト 25g
【ブラウンシュガーソースの材料】
バター 80g
ブラウンシュガー 80g
【作り方】
1 人肌に温めた牛乳にイーストを混ぜ溶かす。
2 振るった小麦粉に材料全てを入れて良く捏ねる。
3 布巾をかけてタネが2倍に膨らむまで放置。(約30分)
4 小鍋にバターとブラウンシュガーを入れ、湯煎でゆっくりと溶かす。
5 ベーキングペーパーを敷き詰めた型に発酵したタネを入れ、
ナイフで適当に切り込みを入れ、シュガーソースを均等に流し入れる。
6 200度で約25分、串を刺して焼き上がりをチェックして完成です。
バスケットに入れて秋のピクニックのお供にもピッタリです。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
今日の庭と町内の秋景色。
身近なところにも美しい秋景色が広がっています。
こんな感じで発酵すればふっくらと焼き上がります。
ブランシュガーとバターの香ばしい匂いに包まれて、
パン屋さんにいるみたい!