きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 550】 by 岡村恭子
VOL.550 Xmasツリーがやって来た日。
LEDで明るい暮らし
tirsdag den. 8 december 2020
一年で一番暗い季節を迎えています。
今日も朝から暗い。
暗いまま低く垂れ込めた空はとうとう晴れる間も無く、
また深い闇に包まれてしまいました。
冬至まであと2週間ちょっと。もう少しの辛抱です。
冬至が過ぎれば、春に向けて一分一秒、確実に明るい季節に
向かってゆくのです。頭の中にそんなイメージを浮かべながら、
さあ、ツリーを飾って部屋を明るくしましょう!
広場に店開きしたXmasツリー屋さんに行くと、
背丈を超える大きなものから片手で持ち上げられそうなちっちゃな
ツリーまで所狭しと並べられています。
もみの木の香りが漂う中、あれこれと品定めをして、ふと、囲いの隅に
立てかけてあった一本のモミの木に目が止まりました。
他のツリーに比べて一段と深い緑色をしています。
葉の部分もふっくらとしていてボリュームがあり、とてもきれいです。
二人して、コレだね!と即決。根元にスタンドを付けてもらい、
家に連れ帰ったのでした。
居間に運び込んだXmasツリーに、早速照明を灯します。
… わー、明るい!!
細い細い針金で繋がった米粒ほどのLEDランプ(ランプと言って良いのか?
要するに発光部分)が200個が一斉に光を放ち、煌めいて、とてもきれいです。
たちまちXmasの雰囲気満点になりました。
きらきらする照明を愛でつつも、どうしたら極細針金の中を電流が
通るのか?いくら考えてもわかるはずもないけれど、
一つだけ、LEDのなせる技!ということだけは確かです。
青色ダイオードを発明したことで、白色LEDが可能になり、
以来、世界中の電力消費量が20%も削減されたとか。
我が家におけるツリー用電飾の歴史を辿れば、
初期はフィラメントが透けて見える沢山の豆電球でしたから
電力消費もバカにならず、おまけにこの豆電球がよく切れる。
その度に電球部分だけ買い替えるというとても地味な作業が伴いました。
2次期は省エネタイプの電球が発売された頃です。
これは電球が切れたらお仕舞い。使い捨て的な電飾でした。
当時、室内の照明には蛍光灯を改良した省エネタイプが奨励され、
確かに白熱電球より省エネだけど、所詮蛍光灯の改良版です。
何気にぼんやりしている感は否めなかった。
そんな試行錯誤の時期を経て登場したのがLED照明です。
今や、屋内外の一般照明はもちろん、クリスマスイルミネーションも、
名所旧跡のライトアップも、そして信号機も、みんなLED。
私たちの暮らしに大きく貢献しているLEDの開発に多くの日本人の
研究者が携わっていることを誇りに思います。
LEDを駆使してインテリアを明るく演出。
クリスマスまでの毎日、ステイホームで出来る楽しみを探してゆこうと思います。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
広場のツリー屋さんにて
まずは品定め、購入するツリーを決めたら根元を平にしてもらい
スタンド設置、ドラム缶を通り抜けるとネットに包まれて出てくる。
持ち帰りに便利です。
我が家の「ツリーのある風景」
クリスマスらしくなってきました。