mondag den. 20 april 2021

ここ数日のポカポカ陽気に草花たちが
ダンスをするように風に揺れながら背伸びを始め
刻一刻と庭の景色が塗り替えられてゆきます。
北欧の春は一度にやってきて瞬く間に初夏になってしまうから
毎日なんだか気ぜわしい。

天気に恵まれた週末。
家人がハシゴを使って松の枝を剪定していたら、
引っ越してきたばかりの近所の人がレンガ塀越しに
挨拶してくれたそうです。
「こんにちはー。もっと大きなハシゴが必要ならお貸ししますよ〜。」
「ご親切ありがとう。今は間に合っています。」
と答えたけど、僕の仕事が危なかっしく見えたのかもしれない。
新しい隣人は若くて元気な女性（ひと）とのこと。
気づけば、我が家は町内でも古株になりました。
私達だって、引っ越してきた頃は周辺のお年寄りになにくれとなく
気を配ってあげたものです。
それに、どうやら前情報として私たちのことを知っている様子です。
ひょっとして、アルネヤコブセン設計の住宅に暮らす日本人夫婦と
いうことで興味があるのかもしれない。歩道（私道）を掃除していると、
通行人が家の外観を眺めながら質問してきたり、普段は意識せずに
いるけれど、やっぱりアルネヤコブセンはデンマークを代表する
建築家なのだと、そんな時に思います。
オンボロと文句ばかり言っていないで、メンテナンスしなくっちゃ！！

この町内に住むには住人組合に加入する必要があります。
（年会費2,000kr. 我が家は敷地が2軒分なので4,000kr. 約75,000円）
運営は有志によるボランティアで行われ、組合のFacebookでは庭道具などの
貸し出しやフリーマーケットのお知らせなど情報交換も盛んだし、
有志が夜廻りもしてくれています。
一体どんな町なのか？は実際に住んでみないとわからないものですが、
気安く挨拶を交わせる庶民的な雰囲気に加えて、バス停まで徒歩2分、
そこからストロイエまで20分足らず、買い物も近所で済ませられるし、
娘の通った小学校は自転車で数分のところだったし、
加えて、コペンハーゲン空港もバスで簡単に行けるのは大きい。
タクシーを使えば15分程で往復できます。こんなに空港に
近いのに飛行機は海上を飛行するため騒音ゼロ。
こう列挙してゆくと、これ以上は望めない立地に暮らしていることを
改めて実感、この家に巡り会えた幸運を思います。

さて、コロナ週間状況です。
今週水曜日（21日）から大型商業施設の営業再開、
飲食も屋外は解禁、屋内はコロナパスを持っている人のみOK。
ただし30分前に予約すること。2週間の経過を見て感染が拡大しなければ、
いよいよ以前のように気軽に外食が楽しめるようになります。
一歩一歩足元を確かめながら歩を進めるように、
日常にリセットし始めています。ここまできたら慌てることはない。
私たちも今週末一回目のワクチン接種します。3週間後に2度目が済めば
コロナパスをゲット！
なんだかワクワクしてきました。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/













我が家周辺の風景から
角地に立っているので何かと手間がかかります。
垣根越しに春の花が。。












今日の庭から
この春最初の芝刈り終了。
庭専用のゴミ箱は芝で山盛り！
去年植えた桜も元気に育っています。
レンガ塀越しにお向かいの家の桜と
庭先の四季咲きの桜がキレイです。