きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 581】 by 岡村恭子
VOL.581 八月(葉月)の日々雑記
冷やしても美味しい “ 鯖の香り揚げ“ レシピ付き
mondag den. 2 augusti 2021
賛否両論姦しい中の開催となった東京オリンピックですが、
デンマークでは特番を組み、毎日熱心に自国の選手を応援、
報道しています。開催10日目までにセーリングとバトミントンで
金メダルを獲得したのをはじめ、各種目とも健闘しています。
残念ながら今回は参加種目が終了後のご褒美観光は叶わず、
選手たちは自分の出番が終わったそばから帰国の途についていますが、
それもサバサバしていてかえって好感が持てます。
これを機に金萬大会になっていたのを反省して、文字通りアマチュアスポーツの
祭典に戻れたら、無理しても開催した意味があったと言えるかもしれません。
とにかくパラリンピックも含め、全てが無事に終了することを願っています。
さて ”葉月“ になりました。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2323.html
その途端に涼しくなってしまいました。
勝手なもので、そうと知っていたらもっと暑い日差しを楽しんで
おけば良かったと、猛暑を愚痴っていたのを“棚の上“にあげて
いますが、実際には日中20℃前後と過ごし易い日が続いて大助かり、
家事も捗ります。
ベランダにお布団を干したり、クローゼットに風を入れながら
衣類の整理をしたり、月に一度の「庭のゴミの日」を思い出し、
そそくさとハサミ片手に庭に出たり、と忙しい。
伸びすぎた庭木の剪定や時期の終わった花の切り戻しや、
ものすごい勢いで地面を這うツタを引っ張っては切り、
そうこうしているうちに夕飯の準備どきになってしまう。
涼しくなって元気回復した私には優雅にお茶を楽しむ暇は無い。
家の外回りメンテナンスも本格的な秋になる前の “ 今の内“ なのです。
先日、和食材料をネットショッピングしたというお話をしましたが、
本日は近所のスーパーで、なんと!”生の鯖” を発見しました。
これはすごいことです。
かなり小ぶりですが、背中の模様が…うん!間違いない!鯖です!
ようやくデンマークの食卓に鯖が登場する時代になったか、と感慨深い。
昔からニシンの燻製や酢漬けや、まろやかな舌触りのスモークサーモンなど
美味しい魚類加工品はたくさんあるけれど、近所のスーパーに生の鯖が並ぶ光景は
いかにも新鮮です。
とはいうものの、実はこの国の人たちも鯖は食べ慣れている食材なのです。
ただし缶詰。
トマト味の鯖フレークの缶詰は1缶300円〜であるし、
数缶をまとめて赤いビニールにくるまったお買い得も隠れた人気者、
これを黒パンに乗せて食べるのが一般的ですが、私はお魚が恋しい時に、
お醤油を垂らしてご飯に乗せると、ちょっと意外な美味しさです。
しかし、重ねて言うけれど、この度は缶詰にあらず!なのです。
ご近所で生の鯖を買えるようになったのです。
これを革新的と言わずしてなんでしょう?
今回のオリンピック参加選手&関係者たちの日本での食体験を通じて
更に和食が広く親しまれるようになったら素敵です。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
<鯖の香り揚げ>の作り方
鯖は適当な大きさにして軽く塩して30分ほど寝かせる。
水分をパーパーで拭き、
酒:2 醤油:2 味醂:1 の割合のつけ汁に30分ほどつけて、
片栗粉をまぶし竜田揚げにする。
小鍋にサラダ油ごま油各々1で長ネギ、生姜、鷹の爪をみじん切りを炒め、
砂糖、醤油、酢、各々大さじ2くらいを入れ湧き上がったら火から下ろし、
竜田揚げした鯖にかけて完成。
冷たくしても美味しい夏の一品。お酒の当てにもピッタリ(家人述)。
今日の庭から
去年植えたプラムの木にちいさな実も色づいて。。。
洋梨の木にも実が育っています。晩夏の味覚です。
明日は庭のゴミの日。
このようにして家の前に置いておくと収集車が
持っていってくれる。