きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 585】 by 岡村恭子
VOL.585 デンマークの暮らし
コロナ状況のアップデート と 雑草ブーム
onsdag den. 1 september 2021
9月になりました。
ステッチハウスのカタログに来年のFremmeカレンダーが
登場すると秋本番、こうして一年が過ぎてゆく。早い早い。
ハロウインやXmasモチーフもそんな気持ちに拍車をかけます。
明るい季節には気に留めていなかった室内が気になり出すのも
今頃のこと。掃除ついでに少しレイアウトを変えてみる。
庭の秋色に染まった花を室内に取り込む。
それだけでも、ちょっぴり新鮮な気分になります。
⚫︎デンマークのコロナ対策アップデート
既に、6月の段階でマスク着用義務緩和、PCR検査とコロナパス提示で
飲食許可、250人までの集会許可など段階的に規制を緩和してきましたが、
政府は昨年夏休み明けに感染拡大したことを考慮し、
慎重に経緯を見守ってきました。
結果、懸念していた感染拡大にならなかった。なぜなのか?
答えは簡単です。ワクチン接種がほぼ国民全てに行き渡ったからです。
どうしても受けられない事情の人のために身近な場所で気軽に
(もちろん無料)PCR検査を受けられるのも感染防止に役立っていることは
間違いありません。
ワクチン接種に懐疑的な国や都市も多くある中で、この国の人々は
当初から接種に前向きでした。スムーズに接種プログラムが進行した結果、
ほぼ国民の大多数が2度目の接種を完了しているのです。
(添付写真参照)
政府は再度感染拡大の兆しを認めた場合は躊躇なく規制するとしながら、
既に危機的病理ではなくなった、と明言しています。
勝利宣言のようでカッコいいのです。
https://coronasmitte.dk
この↑サイトはコロナ関連情報が全てアップデートされているページです。
必要な情報を手軽かつ確実に入手できるというのも大きな安心材料です。
既にスーパーなどに行ってもマスク姿は皆無、つい最近まで気にしていた
ソーシャルディスタンスも少しずつ縮まって、カフェやレストランが賑わいを
見せています。主婦目線でもワクチン接種の効果は大きいと実感しています。
⚫︎雑草ブーム
毎日、花壇や薔薇の根元の雑草取りに余念のない私に逆らうかのように
只今、雑草ブームです。食用の雑草見分け方や庭園風の庭を
いわゆるソバージュ風に野原化するのがトレンディーなのだそうです。
そしてミツバチや蝶をはじめ昆虫が飛来する環境を作る。
自然回帰思考です。
雑草絶えない我が家の庭は既に流行を取り入れているといえそうですが、
例えば、道路の中央分離帯や高層ビルの屋上などを従来のような
庭木や芝生の代わりに草花を自由に咲かせるのは素敵かもしれない。
そこからタネが飛んで広範囲に広がってゆくイメージでしょうか。
そういえば、コペンハーゲンMUJIが屋上で養蜂しているという
話です。来年はショップでストロイエ近辺の花のハチミツが
買えるかもしれない。楽しみです。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
秋晴れの公園では子供の誕生日祝いが。。
庭の秋色に染まった花を室内に取り入れて。
椅子やテーブルを仕舞うまで、
もう少しの間、庭で楽しみましょう。
今年はラズベリーが次々と豊作です。赤くなるまでもう少し。。。
マッシュルームのように真っ白いキノコが!
毒だといけないから見かける側から除去。
コロナワクチン接種状況を示したグラフ(8月31日現在)
向かって左側から
・首都圏
・南デンマーク
・中部ユトランド
・ジーランド(コペンハーゲンのある島)
・北ユトランド