torsdag den. 2 december 2021　

クリスマスシーズンだというのに、またしてもコロナの変異株に
振り回される事態になってしまいました。
デンマークでは公共乗り物利用時や買い物の際のマスク着用義務化、
屋内100人以上、屋外1000人以上の集会にはコロナパスの提示義務など、
一旦は緩和されていた制限が復活してしまいましたが、
またか…という感じで人々は皆慣れたものです。
街角に設置されたクイック検査所には、寒空の下たくさんの人が
順番待ちの列を作っています。
年齢を問わず、親しい人同士が集まる際には検査を受けて陰性を
確認し合うのが日常のルーティーンになりました。
出不精な家人は、そんな様子を横目に、みんなご苦労な事だね、と
すっかり他人事です。そのくせ週明けに3度目のワクチン接種を
受けるのを少々自慢げにしているのが可笑しい。
今回の変異株は感染力は強いけれど、重症化する確率は低いと
言われていることもあり、もう少ししたら従来のインフルエンザと
同様の扱いになるだろうという淡い期待感の中　11歳以下の
子供たちへのワクチン接種が進んでいます。
小さな子供へのワクチンは鼻からスポイトで注入するだけですから、
一度くしゃみしたらピュッと出てしまいそうですが、
いずれにしても、年末年始にかけて何かと人の集まる機会の増える中、
デンマークの人々は冷静に対処していると言えそうです。

朝起きたら庭はうっすら雪化粧。この冬初めての雪です。
でも、今朝はのんびり雪かきを楽しんでいる時間はありません。
今日は半年に一度の定期検診の日です。バスで30分ほどの総合病院に
向かうのですが、こういう日はバスがちゃんと動いてくれるか？
心配なので、ちょっと早めに余裕を持って家を出ることに。
すると…ほほう〜、感心、感心、丁度ラッシュ時で満員のバスの中、
全員マスクしています。おまけに、いつもは携帯で声高に話す若者たちで
騒々しい車内がシ〜ンとしています。
どうやらマスク使用で口封じ作戦も成功？のようです。
こうしてたまには混雑した公共乗り物を利用してみるのも勉強ですね。
さて、無事に検診を済ませ気分も軽くなったところで、
クリスマスショッピングを楽しもう！

去年中止になってしまったクリスマスマーケットですが、
今年はなんとかオープンに漕ぎ着け、たくさんの人で賑わっています。
そんなクリスマスらしい風景の中を歩いているだけでウキウキしてくる。
不思議な高揚感。
北欧のクリスマスシーズンは格別です。
いつもとは違う華やかな気分に包まれます。
手渡す時の事を想像しながら、小さなプレゼントを探して
雑踏の中を歩いていると、暗い季節を明るく華やかに過ごそうと
工夫してきた北欧の人々の心温まる優しい思いまでも
伝わってくるようです。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




コペンハーゲン市庁舎前には今年も大きなツリーが。









Illums BolighusのJulestue。
クリスマス一色に彩られた店内。衝動買いに要注意です。



Royal Copenhagenのクリスマスディスプレイに
街並みが映り込んで…。



大好きなコンデットリー La Glace の華やかなディプレイ。