torsdag den. 23 december 2021　

毎週一回の更新を楽しみながら連載して瞬く間に
今年も最後のページとなりました。

いよいよクリスマスイヴまでカウントダウンです。
残念ながら12月に入ってからオミクロン株の感染が急拡大してしまい
飲酒営業時短、チボリも動物園も映画館も休業、PCR検査には
クリスマス帰省する人で長蛇の列、と聞き飽きたニュースに少々うんざりですが、
気分を変えて少し違う角度から、何か良いことを探してみましょう。。。
例えば？… そう、例えば今月の19日は今年最後の満月でした。

当日は朝からこの季節には珍しいくらいの青空が広がって
気分も晴れ晴れ…と言っても、太陽の位置がすごく低いので、
朝10時頃に隣家との間の庭木の向こうに顔を出したら、
そのまま水平移動して午後2時頃には木立の向こうに傾き始めてしまう。
そのほんの束の間、真横から鋭い陽射しが部屋の奥まで差し込みます。
春のうららかで柔らかい陽射しや、真夏の焦げるような太陽とは違う。
低く暗い空の隙間から放たれる光線は硬質で神秘的ですらあります。
昔の人が真っ暗な季節にこんな眩しい光線を浴びたら神を信じるに決まってる…。
そう思えるほどです。
太陽が地平線の向こう側に沈むと、いつもの静かな冬の夕闇に包まれてしまう。
そして、その夜です。
雲ひとつ無い漆黒の夜空にポッカリと浮かび上がった白いお月様。
月明かりで冬の枯れ庭のシルエットがほんのり浮かび上がっています。
家人に声をかけて二人で真冬のお月見をしました。
あと2日で冬至、それが過ぎればまた少しずつ明るくなってゆくのです。
遠くから春が巡ってきてくれるのです。

さて、季節外れのお月見で気を良くしたところで、クリスマスの
ご馳走の準備に取り掛かりましょう。
クリスマスにはスーパーマーケットも4連休になるので
今のうちに買い物をしておかなければなりません。
オンラインショッピングのデリバリーを利用するようになったと言っても
それはお酒や水物など重いものや日用雑貨などに限ります。
生鮮食料品は手に取ってみないと良し悪しがわからないし、
野菜に関してはやっぱりTorvhallenの青物市場に限るし、
ああ、忙しい、と誰にとも無しにこぼしながら、
慌ただしく過ごすのも師走の楽しみ方と心得ます。
腕まくりして、まずはクリスマスケーキを焼こうと思います。

皆様もどうぞ素敵なクリスマスと明るい新年をお迎えください。
岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/




可愛いレゴのニッスランド！！