きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 603】 by 岡村恭子
VOL.603 デンマークの暮らし
年明け一番の大掃除とランプ騒動の巻
torsdag den. 13 januar 2022
お正月も過ぎて、ほんの少しずつですが明るくなってきました。
外はまだ寒いけれど、クリスマスお正月と怠け癖がついて
しまった体に喝を入れ、春を迎える準備を始めたいと思います。
そう言えば…
昨年の春先に、地下室の断捨離を兼ね壁面と床のペンキ塗りを
した時のやり残しがあるのを思い出しました。
(その時の様子はVOL.562にて↓)
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2271.html
今回はその辺りから始めよう!そうと決めたら善は急げです。
まずは片付けから。取っておくものと不要なものを仕分けして
捨てるものは袋にどんどん詰めて行きます。
次に濡れ雑巾で高い箇所から順に壁全体の拭き掃除です。
たっぷり水を張ったバケツに何枚もの雑巾をつけ、煤けた壁を拭いて行きます。
真っ黒クロスケが住んでいそうな煤けた壁なものだから
一度拭くと真っ黒になる。真っ黒くなった雑巾は濯がずに捨ててゆく。
ポイポイ!捨てる。絞る手間を省けてバケツの水はきれいなまま、
短時間で効率良くきれいになる、汚れのひどい箇所におススメの方法です。
(予め古タオルで雑巾をたくさん作っておくと便利)
床はモップで汚れを落とします。乾いたら壁→床の順でペンキ塗りです。
2度塗りして完了です。わずか2日間の作業で、なんと言うことでしょう。
薄暗かった地下のコーナーが明るいスペースに…。
と言うナレーションが聞こえてきそうなくらいスッキリしました。
さて、次にキッチンのテーブルの上を照らすライティングの問題です。
以前から欲しかったアルネヤコブセンデザインのランプを(メーカーの
オンラインショップで)購入して大喜びしたのも束の間、
中身を開いてみて唖然としてしまった。なんと申しましょうか。
LEDが嵌め込まれ発光部分がフィックスされている未来型の照明器具!?
ソケットに電球をネジ入れてスイッチを入れると点灯する従来の
照明の時代は終わったというのでしょうか?
私たちとしては単純にランプシェードを新しくしたかっただけなのに…。
しかし仕方がありません。購入してしまったのです。
新しい時代についてゆこう!と要領を得ないまま説明書を解読して、
なんとか天井に部品をセットし、汗をかきつつコード配線して、
どうやら組み立て完了です。そして、家人の「ハイッ!」の合図で、
私がスイッチを入れた…その途端に ” ボンッ!” …
ヒューズが飛んでしまったのでした。
まるでロケットの打ち上げを失敗した時の科学者のように家人は
ガッカリしていましたが、
よくよく考えれば、私たちは外枠が新しくなれば良いのです。
後日、気を取り直して部品を解体。パーツを外して半円形のランプシェドウ
のみを生かし従来の電球使用のペンダントランプに戻しました。
やれやれ…。テンテコ舞いのくたびれ儲けではありましたが、
ヒューズが飛んで2022年の厄祓いができたかな?というのは
やっぱり考え甘いでしょうか?
問題のアイテムはコレ↓
https://www.louispoulsen.com/da-dk/searchresult?s=aj%20royal
春の庭仕事が始まるまでのしばらくの間は
こんな騒動も楽しみながら過ごして行きたいと思っています。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
地下のメンテナンスより。
ビフォー&アフター
懐かしのPOPEYE (ポパイ)が山ほど!出てきた。
残念ながら水浸しになってしまっているので
全て廃棄処分。
これを天井に取りつけるという大袈裟な仕掛け。
電球が使えるように(=従来のスタイル)に戻して
ホッと一安心。
春を呼ぶ花、チューリップ。気分転換しましょう!