torsdag den. 3 marts 2022

先週の今頃、まさか、このようなことになろうとは
誰が想像したでしょう?
ロシアのウクライナ侵攻から一週間、今、こうしている間も
不安の真っ只中にいるウクライナの人々を思うと、
言い難い怒りと悲しみが胸をつきます。

戦争は人々の心まで引き裂いてしまう。
元々仲良しのウクライナとロシアの人々が憎しみ合うようになってしまう。
昨日まで笑顔で春休みの計画をしていた家族が、
今日は長年住み慣れた家を捨て、戦場で戦う父親と離れ離れになって、
着の身着のままで不安な旅に出なければならない。
ニュースに映し出された幼い子供たちの姿に胸を打たれます。
こんなことが許されるはずがない!

デンマーク政府はウクライナへ武器支援を決断しました。(既に輸送済み)
他国の戦争に武器提供をするのは初めてのことだそうです。
今回のロシアによるウクライナ侵攻はウクライナだけの問題ではない。
世界中の主権国家の自由と民主主義の根幹を揺るがす深刻な事態だと
受け止めている証拠です。
しかし、どんなに高性能の武器を送り込んでも、実際にそれを手にして
戦うのはウクライナの兵士です。どうせなら武器と一緒に有能な部隊を
派遣したらいいのにと思うけれど、ウクライナはNATO加盟国ではないため
実戦に参加できないそうです。
国際ルールを守っていると言えば、そういうことなのでしょうが、
元はと言えば、ロシア(プーチン)のルール違反から始まったではないか!と、
知識不足の私でさえ納得ゆきません。どう考えても理不尽です。
そして、今頃になってウクライナがどうしてNATOとEUに加盟を
熱望していたか? 判ったという不勉強です。
ウクライナは地理的にロシアとヨーロッパの緩衝地帯、
そんな同国が今、ヨーロッパの自由と民主主義を堅守するために
ロシア=独裁者プーチンに戦いに挑んでいるのです。

デンマークは今日も朝から青空が広がっています。
春の訪れを喜びたいけれど、この青空の続く先わずか2000km向こうでは、
この瞬間も戦火に怯える多くの人々がいると思うと素直に喜べない。
世界中のリーダーが知恵を絞り、ロシア(独裁者)の暴挙を食い止め、
一日も早い平和解決の糸口を見出してほしいと祈るばかりです。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










コペンハーゲン市庁舎広場にはウクライナの国旗が。



テレビ画面右下にウクライナとロシアの国旗の上に
「ヨーロッパ戦争」という文字が全てを語る。






ひな祭りの食卓風景
この木枠はデンマークのロールソーセージを作る道具です。
ガラスのペーパー573ウェイト(design by ”og“ )でギュギュと押して。
573 スモークサーモンの押し寿司完成!



抜けるような青空に向かい平和を祈ります。