きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 612】 by 岡村恭子
VOL.612 デンマークの暮らし : 春のメンテナンスは続く の巻
torsdag den. 17 marts 2022
この度の地震に見舞われた地域の皆さまに
お見舞い申し上げます。
引き続きどうぞ気をつけてお過ごしください。
ヨーロッパはウクライナ情勢が日常の暮らしに影を落としています。
今この一瞬も戦火の中にいる多くの人を思うと、
平穏な日常を過ごせることに片腹痛いような複雑な心境です。
一日も早い終結を望むばかりです。
気持ちが沈みがちな中、良いお天気が続いているのに救われています。
ステッチハウスのページもパステルカラーの春の花のモチーフがいっぱい!
チューリップが可愛いですね!
政府のコロナ終息宣言から早くもひと月半が経過し、
デンマークはすっかり日常が戻っています。飲食営業の規制全面解除され、
フリーマーケットやライブコンサートも解禁になりました。
フリーマケット大好き人間の私は今から掘り出し物を見つけるぞ!と
張り切っています。が、その前に(先週嘆いていた)腰痛も治った
ところで春先のメンテナンスを済ませてしまおうと思います。
https://www.stitchhouse.jp/hpgen/HPB/entries/2383.html
今週は表通りに面した玄関前のスペースと裏庭を中心に
動き回っています。
我が家の玄関先は車寄せ部分が垣根も囲いもなく、そのまま歩道に
繋がっています。広々として開放的なのは良いけれど、
問題は吹き溜まりになってしまうこと。
北風と一緒に何処からとも無く飛んできた菓子袋やビニール片、
それに混ざって今時らしく?マスクも!…植え込みと煉瓦塀の隙間を掃き出すと、
出てくる出てくる…。いつだったか、台風の後にブリキ製の煙突のフードが
転がるように飛んできて玄関脇のレンガ壁にゴンと当たって止まった、と
いうこともありました。吹雪いた翌日は我が家の玄関先にこんもりと
雪の小山ができている。それもこれも、玄関先が垣根もなく歩道から5メートルほど
引っ込んでいるのが原因です。垣根さえ有れば風は歩道を吹き抜けて行くのにと、
少し恨めしく思いながら、敷石の間の雑草を引き抜いていると、
近所のご主人が通りかかって笑顔で挨拶してゆきます。
こんにちは。綺麗になりますね。… ありがとう。
気を良くして、もうひと頑張り、最後に玄関ドアを拭いて、
真鍮製の表札を磨き上げれば、今回の玄関先メンテナンスは一先ず完了です。
翌日は私が毎日出入りしている裏木戸周辺と裏庭の手入れです。
隣家との境の塀に絡みついて伸び過ぎたツタと蔦紫陽花を
切ってゆきます。バサバサと切ってゆく。少し切り過ぎくらいで丁度良い。
新芽が出る前にこうしておくと、新たに瑞々しい葉が茂ってくれるのです。
仕事の手を休めて、ふと見ると、あらっ?!…レンギョウがうっすらと
黄色く色づいてきているではありませんか。
春本番がもうすぐそこまで来ていると知らせています。
草花に元気をもらいながら、引き続き春の庭仕事頑張ります!
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
全て春の日差しが明るいコペンハーゲンの風景。
運河沿いの並木が新緑の衣を纏うまでもう少しです。
散歩の途中で立ち寄ったセカンドハンドショップ。
窓辺には色とりどりの手作りポーチが…。
散歩の途中、美味しいと評判のカフェで一休み。