torsdag den. 27 oktober 2022

10月も残りわずかとなりましたが、
日中15℃（場所の寄っては18℃）と、
この時期としては暖かすぎる日が続いています。
買い物途中で思わずコートを脱いでしまうくらいに暖かい。
庭の草花も葉を落とすどころか小さな花をつけたりして、
どうしたものか？と迷っている様子です。

さて、コロナ禍で厳しかった日本への入国規制が解除されて、
海外からの観光客が戻ってきたというニュースに、
それならば、と、我が家でも“ お里帰り気運“ が高まってきました。
そうなると一気に盛り上がるのが我が家の常で、たちまちのうちに
どうせなら春のお花見を兼ねて帰ろう！ということになり、
ただ今計画中です。
先の見えない戦争、光熱費の高騰、日用品の値上げetc.
明るい話題を探すのに苦労する毎日ですが、厳しい冬を乗り越えたら
その向こうで春の日本が待っている！と思うと、それだけで
暗い季節も明るい気持ちで過ごせそうな気がします。

思えば、世界中がコロナ感染の恐怖に染まる直前の2020年2月初め、
豪華クルーザーから感染者が出て世の中が騒然となり始めた頃に
帰国したのを最後に日本から遠のいてしまいました。
その時は母に会いに行くのが目的でした。
もうわかっていたことでしたが、その時が来たんだなと観念しての
里帰りでした。家族揃って母を見送ることができたのは、
今思い返してもほとんど奇跡的なことでした。
なぜなら、その直後にコロナのパンデミックで家族同士でも
会えないという信じられないような世界が展開されていったのですから。
私がコペンハーゲンに戻った直後にデンマークは国境封鎖。
直ちに空港も閉鎖されたので、まさに滑り込みセーフでした。
それからは皆様もご存じの状態が続き、気楽に帰れなくなってしまったのです。
ホームシックなどならないのが自慢だった私もさすがに日本を恋しく思います。
無い物ねだりに似た心境かもしれません。
そして３年ぶりにようやく実現しそうな日本行きです。
いやが上にも盛り上がろうというものです。

2020年3月某日。
二日後にはデンマークに帰るという夜。
一緒に夕飯を食べようと誘ってくれて
作ってくれたビーフシチューが美味しくて涙溢れた。
何を話したか？取り留めない話を聞いてくれたっけ。
今頃になってしみじみありがたいと思うのは
寂しい時に寄り添ってくれる友達がいてくれたことです。
思い出はふとした時に蘇るものだと、
今こうして書きながら思ったりしています。

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










お天気に恵まれた秋休み。
静かな海と青空。のどかな草原が広がります。
砂浜にハマナスの赤い実がたくさん！



玄関脇の煉瓦に伝う蔦も紅葉しました。
瞬く間に散ります。落ち葉掃きが待っています！






裏庭にある名前の知らない灌木。
白い実が弾けて中から可愛いオレンジ色の実が！



街角スナップ。
所用で出掛けた隣街の市役所広場。落ち葉が綺麗でした。