きょうのクロスステッチ
【きょうのクロスステッチ Vol. 650】 by 岡村恭子
VOL.650 デンマークの暮らし 雨が降る日の日々雑記
torsdag den. 12 januar 2023
年明けから雨の多いお天気が続いています。
気温が低ければ雪になるはずなのに日中の気温が
連日+7℃という記録的な暖冬のため
重たい空から降ってくるのは冷たい雨、雨、雨。
おかげで家に篭りがちですが、人混みで怪しいウィルスに
感染してもつまらない。
こういう時は「お家時間」を楽しむに限ります。
⚫︎そろそろツリーを片付けよう。
我が家ではXmasを過ぎてもしばらくツリーをそのままにしています。
日照時間が短い上に雨の日は一層家の中が薄暗く感じられる。
そんな時にはツリーのスイッチON!
Xmasを過ぎたツリーは、もはやXmasツリーに非ず。
インテリアを演出する光のオブジェとなって辺りを明るくしてくれます。
とは言うものの、さすがにお正月も過ぎると色褪せてきました。
そろそろ片付けましょう。
楽しかったXmasを思い出しながらオーナメントを丁寧に
箱に仕舞って行くのも楽しいひと時です。
窓辺には電池式の電飾がいくつかありますが、これらを仕舞うのは
もう少し先、完全に乾電池を使い切ってからにしようと思います。
⚫︎ガラスケースの中の小さなワンダーランド
居間とリビングの壁に60×150㎝の縦長のガラスケースが
計三棚取り付けてあります。
中には小さなカップや置物などが所狭しと並んでいるのですが、
このケース、家人がデンマークの収納家具メーカーの依頼で
デザインしたものなのです。
丁度、私たちがこの家に住み始めた頃の事でした。
仕事の内容を聞いた私は是非とも(引っ越し時に段ボールに
仕舞ったままの)小さな宝物を飾れる場所が欲しいとリクエスト、
その結果このガラスケースが誕生したというエピソード付きです。
今回、その中からいくつか取り出して写真を撮りました。
高価なものはないけれど、どれにも懐かしい思い出があります。
中にはどうしてこんなガラクタを買ったのだろうと首を傾げて
しまうものもあるけれど、一つ一つ愛着が有って捨てられません。
お天気が良くなったら、全部ケースから出して大掃除をしてあげようと
思います。
暗い冬のトンネルから抜け出るまでもう少しの辛抱です。
大量の雨でスポンジ状態になっている芝生を踏みながら
庭木を観察すると、新芽の準備が着々と進んでいる様子です。
2年前に植えた桜の苗木も元気そう。
水分過多で苦労しているであろう草木たちを励ましながら、
巡ってくる明るい季節を楽しみしたいと思います。
岡村 恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/
ツリーとミニカーのコラボ。
ディスプレイの中からピックアップ
小さなジノリのカップは日本を離れる際に友人から。
古いロイヤルコペンハーゲンのカップとアートデコの
カクテルグラスはガラクタ屋さんで発掘。
ロイヤルコペンハーゲンの置物は結婚祝い。
Kaj Bojesen 作のクマの置物も貰い物。
貰い物ばっかり!ですね。
これは製本職人だった義祖父が使っていた道具。
形見に頂いた宝物です。
ディプレイ全景