fridag den. 3 marts 2023

3月最初のページです。
カレンダーを一枚めくった途端に春になったような気がします。
早朝から小鳥が囀り明るい季節の到来を喜んでいるようです。

さて今回は、
来年から休日が一日減ってしまうという、ちょっと珍しいニュースです。
祝祭日が増えるのは大歓迎、でも毎年「この日は休めるぞ！」と
楽しみにしていた休日がカレンダーから消されてしまうのは
何とも残念な話です。
今回休日返上が決定したのは、5月5日のStor Bededag
（ストア べデデイ＝祈祷祭）です。
日本は子供の日ですね。この日を中心にGWの連休。
多くの人々が旅行にバカンスにと繰り出しますが、
デンマークでは4月のイースターホリーが終わったばかりだし、
翌6月には子供達の期末テストと卒業など多忙な時期を控えています。
その後間も無く、全国的に長い長い夏休みが始まるのです。
ストア ベデデイは丁度その中間にポツンと一日だけ、取り立てて
特別なイベントもない…。というのが休日返上になった主な
理由ではないか？と、これは私の邪推ですが当たらずとも遠からず
のような気がします。
今回の休日減らしは、政府が打ち立てたアフターコロナの
経済立て直し政策の一環として国民生産性向上を図るのが狙いです。
たった一日平日を増やした所でどうなるものでも無いような気もしますが、
統計学的に長い目で見たら違って来るのかも知れません。
当初は国会でも賛否両論、国民投票で決定すべきという意見もありましたが、
結局、議会の賛成多数で決議されました。
というわけでデンマークの休日は来年度から一日少なくなってしまいますが、
労働基準法で定められた就労時間は週37時間、基本的に残業無しという
恵まれた労働環境です。
普段から充分に個人の自由時間は確保できているので
今回の件でも大きな反対意見は無く、国民も概ね納得しているようです。

と、そんなことをお話ししている間にも3年半ぶりの帰国の日が
迫ってきました。
来週の今頃は東京の空の下です。とても楽しみです。
その前に春の庭仕事の続きを片付けてしまいましょう。
台風一過で散乱した枯れ葉や松葉はほぼ片付いたので、
今は主に草花の手入れです。枯れた紫陽花の花頭を摘んだり、
越冬した芍薬の枯れ茎を根本から切ってあげたり、
バラの根元の雑草取り、合間合間に無造作に伸びるツタを切ってゆく。
留守中も植物たちが元気に成長していてくれるように願いながら
鋏を入れてゆきましょう。

大切な桜の苗木も健やかな様子です。
東京でのお花見を想像しながら、
庭の草花たちに「留守番よろしくね。」と声かけて、
このページも少しの間お休みさせていただきます。
次回は日本便りができるかな？…どうぞお楽しみに！

岡村　恭子
http://copenhagensmile.weebly.com/










全て、今日の庭から
クロッカス、スノウドロップ、エランティス
早春の花が次々と咲いて彩も賑やかになってきました。



鉢植えのムスカリ。留守の間水やりできないので庭に植えよう！



今年最初の窓拭き完了！



庭仕事の合間、コンコンという音に見上げると
キツツキが忙しそうに松の枝を突いていました。